2019年6月23日日曜日

2019年6月23日(列王記上11〜12)

今日の通読箇所:使徒言行録15:22~41、列王記上11~12、ヨブ記35

列王記上11~12;
悲しいことです。「ソロモンは、主の目に悪とされることを行い、父ダビデと異なり、主に従い通すことはなかった(11:6)」。彼の心は年老いたときに主から離れ、他の神々を礼拝するようになってしまったのです。
何が彼をそうさせたのか。彼には700人の王妃と300人の側女がいました。「ソロモン王はファラオの娘をはじめとして、モアブ人、アンモン人、エドム人、シドン人、ヘト人など多くの外国の女を愛した(11:1)」。かつて、出エジプト記34:12で、神様は彼らと決して契約を結び、その中に入ってはならないと命じておられました。しかし、おそらくは外交政略の一環であったのでしょうが、ソロモンは彼らと契約を結んで政略結婚を繰り返し、彼女たちが輸入してきた外国の神々の前にひれ伏すようになったのです。「彼の心は、父ダビデの心とは異なり、自分の神、主に対して誠実ではなかった(4節)」。
ソロモンは外交上の理由、安全保障上の理由があって、周辺諸国と婚姻関係を結んだのかもしれません。それにしても桁外れに多い妻や側女の人数を考えると、そこに彼の弱さがあったと言うことなのかもしれません。いずれにしても、「安全保障」と恐らく彼が考えてしたであろう振る舞いが、結局は王国を滅ぼすことになってしまったのです。主がソロモンに言われます。「あなたはこのようなことをして、私が命じた契約と掟を守らなかった。それゆえ私は、必ずあなたの王国を引き裂き、あなたの家臣に分け与える(11節)」。こうして、ソロモンの家臣の一人であったヤロブアムという一人の優秀な男が神に選ばれ、ヤロブアムは分裂した北王国の最初の王になるのでした。
ところが、ヤロブアムも神に対して誠実ではなかった。王国が分裂したと言っても、結局皆礼拝をするためにエルサレムの神殿に行ってしまいます。「今のままでは、私の王国はダビデの家に戻ってしまう(12:26)」と心配になったヤロブアムは、自分の手で二体の金の子牛を造り、人々にそれを拝むように言いつけました。かつてのアロンの失敗と同じように、自分たちが安心で便利に礼拝できるお手軽な神をこしらえた。結局それが、北王国にとってはずっと残り続ける罠になったのです。
ソロモンも、ヤロブアムも、そしてソロモンの息子で分裂した南王国の王となったレハブアムも、自らの行いがまき散らした種を刈り取るようになります。罪に罪を重ねるような歴史です。その根は、神に従おうとしないで自分の目に適う安心を求める、私たち人間の浅ましさなのではないでしょうか。私たちの罪の姿は、神様の御前で浅ましいものです。浅ましい私を、それでも見捨てないでいてくださる神様の憐れみの深さに、心が震えます。

2024年5月22日の聖句

主はその民を贖い、契約をとこしえに定めた。(詩編111:9) この方(イエス・キリスト)こそ、私たちの罪、いや、私たちの罪だけではなく、全世界の罪のための宥めの献げ物です。(1ヨハネ2:2) 主が民をご自分のものとしてくださった。御言葉はそのように宣言します。私たちも神の民、神の...