2019年6月4日火曜日

2019年6月4日(サムエル記下3〜4)

今日の通読箇所:使徒言行録3、サムエル記下3~4、ヨブ記15

サムエル記下3~4;
「サウルの家とダビデの家との戦いは長引いたが、ダビデはますます勢力を増し、サウルの家は次第に衰えていった(3:1)」。今朝は、そういう時期の二つのエピソードです。
まず、サウルの将軍アブネルは、サウルの息子イシュ・ボシェトが彼を責めたことに腹を立て、ダビデに寝返ります。しかし「イシュ・ボシェトはアブネルにもはや一言も返すことができなかった。彼を恐れたからである」(11節)。もう、サウル王朝は内部から崩壊していたのです。
アブネルはダビデの元へ行き、話を持ちかけます。「私と契約を結んでください。そうすれば、私はあなたに協力し、全イスラエルがあなたの味方となるように計らいましょう(12節)」。ダビデはそれを受け入れ、その代わりにかつての妻ミカルを自分のもとに戻すように要求し、それは叶えられました。ところが、ダビデの将軍ヨアブはダビデに断りなく、アブネルを殺してしまいました。ダビデはそのことでヨアブに激しく怒ったのでした。
第4章では、イシュ・ボシェト自身が死にます。レカブとバアナという兄弟が、寝室に侵入してそこに眠っているイシュ・ボシェトを殺したのです。彼らはダビデの元へ行って言います。「どうぞご覧ください。あなたの命を狙っていたあなたの敵サウルの子イシュ・ボシェトの首です。主は王様のために、今日、サウルとその子孫に復讐されました(4:8)」。ダビデは、この知らせをもたらしたこの二人にも激しく怒り、彼らを殺しました。かつてダビデは、サウルの寝込みを襲うチャンスがあったのにそれをせず、サウルの命を助けたことがあったのでした。
ダビデによる王国統一の過渡期、非常に厳しい時期でしたが、ダビデはやはり神様を畏れてその道を選び取っていたのです。

2025年9月9日の聖句

主はあなたがたをご自分の民とされることを喜びとされた。(サムエル上12:22) (使徒たちは神をあがめて)「神は異邦人をも悔い改めさせ、命を与えてくださったのだ」と言った。(使徒11:18) 使徒たちは全員ユダヤ人ですので、異邦人が主なる神さまを信じたことが本当に大きな驚きでした...