2019年6月7日金曜日

2019年6月7日(サムエル記下9〜10)

今日の通読箇所:使徒言行録5:1~20、サムエル記下9~10、ヨブ記18

サムエル記下9~10;
ダビデが治めるイスラエルは、周辺諸国にも勝利を収め、ダビデの治世は絶頂を極めようとしています。第10章はアンモン人の王ハヌンとの戦いです。最初ダビデはハヌンに誠意を示そうと、彼の父を弔問するために使節を遣わしました。ところが破竹の勢いのダビデを恐れたハヌンの部下たちは、王にダビデに悪意ありと吹き込み、使節はひどい屈辱を受けて追い返されてしまったのです。それで、ダビデは激しく怒り、アンモン人との戦いが始まりました。ダビデの憎しみを買ったと悟ったアンモン人は、アラム人に応援を頼み、ダビデ率いるイスラエル軍対、アンモン軍とアラム軍の戦いになりました。結局、この戦いはヨアブやアブシャイといった有能なダビデの将軍の活躍もあってイスラエルの大勝利に終わるのです。
そんな大成功を収めていた時期に、ダビデがどのように生きていたのか。今朝の箇所である第9章と、明日の箇所である第11章とでは、対照的な生き方が描かれています。今日はそのうちの第9章です。
ダビデはサウルの家に生き残りがいれば、ヨナタンのためにその人に誠意を尽くしたいと言います。かつて、ダビデとヨナタンは約束していたのです。ヨナタンは言います、「私が生きているかぎり、主の慈しみを私に示すように。たとえ、私が死んだとしても、あなたの慈しみを私の家からとこしえに絶たないでほしい(サムエル記上20:14~15)」。ダビデも、喜んで彼と契約を結びました。今、ダビデはその約束をヨナタンの息子のメフィボシェトに果たすのです。メフィボシェトは足の萎えた人でした。ダビデは彼を保護し、サウルの領地を彼に与えることを約束し、メフィボシェトは生涯私と同じ食卓に着くと約束ます。普通、前の王朝の王家の子孫は皆殺しにされます。クーデターを起こすときの旗印になりますから。しかし、ダビデはそうしませんでした。ヨナタンとの友情のために、共に神の前で誓った誓いのゆえに、メフィボシェトに慈しみを示したのです。ダビデは、そのような誠実と篤い愛に生きる人物でした。自分の人生の絶頂のときにも、かつての約束を守る誠実さが、この人にはあったのです。-

2024年12月24日の聖句

あなたの神、主があなたに与えられた祝福に応じて、おのおの手ずから贈り物をしなければならない。(申命記16:17) (東方の博士たちは)ひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。(マタイ2:11) 東方の博士たちが幼子イエスにお献げした三つの贈り物...