2019年12月18日水曜日

2019年12月18日(ミカ書5〜6)

今日の通読箇所:ヨハネの黙示録18、ミカ書5~6

ミカ書5~6;
エフラタのベツレヘムよ、あなたはユダの氏族の中では最も小さな者。あなたから、私のために、イスラエルを治める者が出る。その出自は古く、とこしえの昔に遡る。それゆえ、産婦が子を産むまで、主は彼らをそのままにしておかれる。兄弟の残りの者は、イスラエルの子らのもとに帰ってくる。彼は立ち上がり、主の力と、その神、主の名の威光によって群れを治める。彼らは安らかに住み、彼は今、大いなる者となって地の果てにまで及ぶ。この方こそ平和である。(5:1~4)
預言者ミカがこの言葉を語った時、彼は、主イエス・キリストという神の子がやがて産まれるということまで想像していたのでしょうか。以下に主の預言者といえども、まさか神がその独り子をも下さるなどとは考えていなかったのではないかと私は思います。預言者の見た幻をも超える、圧倒的に偉大で、人間の想像の及ばない主の救いの御業を、私たちはクリスマスに経験しました。最も小さい者の中から、偉大なる王がお生まれになりました。その方は主の威光を私たちに示し、私たちの平和となってくださいました。驚くべき神の救いを成就する救い主が、私たちの間に宿られたのです。
それは、どこまでも罪と不正にまみれた私たちを、神が主導権を持って救うためです。神は、私たちのためにすべての良いものを備え、私たちを生かしてくださいました。それにもかかわらず、人々は神を蔑ろにし、隣人を騙し、奪い取り、不正な升や秤を遣って私腹を肥やします。悪を重ねながら、厚かましくも神を礼拝してみせる。しかし、神は言われます。「人よ、何が善であるのか。そして、主は何をあなたに求めておられるのか。それは公正を行い、慈しみを愛し、へりくだって、あなたの神と共に歩むことである」(6:8)。神様は、神と隣人の前にある私たちの真心と、それにふさわしい生き方を求めておられるのではないでしょうか。それは、ほかの誰よりも、神様ご自身が私たちのために真心を尽くして、ご自身の御子をも下さったからです。
クリスマスを前にした今は、アドベントと呼ばれます。アドベントの色は紫です。ですから教会に飾られているクランツも、紫のロウソクが使われています。紫は悔い改めの象徴です。主イエス様をお迎えする私たちの心は、悔い改め。主の前にへりくだって、頭を垂れて、なお続くアドベントの日々を過ごしていきたいと願います。

2025年1月19日の聖句

今週の聖句: 私たちは皆、この方の満ち溢れる豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを与えられた。(ヨハネ1:16) 今日の聖句: 起きよ、光を放て。 あなたの光が来て 主の栄光があなたの上に昇ったのだから。(イザヤ60:1) これは我らの神の憐れみの心による。この憐れみによって、高...