2020年3月15日日曜日

2020年3月14日(ヘブライ人への手紙13)

ヘブライ人への手紙13;
「イエス・キリストは、昨日も今日も、また永遠に変わることのない方です。」
私たちは変わります。よく変わることもあるでしょうが、悪化することも少なくありません。いや、ここで考えるべきは「成長」に属するような事柄ではなく、揺れ動いてしまう私たちの信念や生き方、良心や確信のことであるのかも知れません。私たちは揺らぎます。変わってしまいます。だから私たちは自分や他人を頼みの綱としているかぎり、不安定で不安なままです。ところが、ただお一人、変わらない方がおられます。昨日も今日も、また永遠に変わることのないお方。イエス・キリスト。この方が私たちの救い主です。
「遠き国や」という聖歌があります。「遠き国や海の果て いずこに住む民も見よ。慰めもて変わらざる 主の十字架は輝けり。慰めもて汝がために、慰めもて我がために、揺れ動く地に立ちて、なお十字架は輝けり。」9年前の震災の後にも思い起こされることが多かった歌です。地が揺れ動こうとも、主の十字架は、いや十字架につけられたキリストに示された神の愛は、変わることがありません。昨日も、今日も。そして、永遠に。
私たちはこの確かなイエス・キリストという方を信じて生きています。だから、生き方が新しくなりました。「兄弟愛をいつも持っていなさい。旅人をもてなすことを忘れてはなりません。そうすることで、ある人たちは、気づかずに天使たちをもてなしました。自分も一緒に捕らえられているつもりで、捕らわれている人たちを思いやり、また、自分も肉体を持っているのですから、虐げられている人たちを思いやりなさい。」主イエスご自身が、肉体を持つ存在として、私たちにしてくださったことでもあります。イエスというお方に、私たちの生きる指針があります。
この手紙は次の祝福で閉じられています。「永遠の契約の血による羊の大牧者、私たちの主イエスを、死者の中から引き上げられた平和の神が、御胸に適うことをイエス・キリストによって私たちにしてくださり、御心を行うために、すべての良いものをあなたがたに備えてくださるように。栄光が代々限りなくキリストにありましょうに、アーメン。」肉体をもって私たちの間に生まれたイエスは、神によって死者の中から引き上げられ、その肉体をもって復活なさいました。この方が、私たちの信じるキリスト、神の御子です。どのようなときにもこの方に示された祝福は変わらないし、なかったことにはなりません。決して。だから、今日も、安心して生きていきましょう。

2024年4月23日の聖句

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