2020年3月8日日曜日

2020年3月8日(ヘブライ人への手紙8)

ヘブライ人への手紙8;
「この方は、さらにまさった約束に基づいて制定された、さらにまさった契約の仲介者だからです。」
主イエスはメルキゼデクに連なる大祭司、完全な大祭司だと第7章で言っていました。この章ではそのことを「契約」を巡って言っています。主イエスは「さらにまさった約束に基づいて」立てられた大祭司、さらにまさった契約の仲介者。この契約は旧約聖書自身が私たちに語ってきたものです。「私は、私の律法を彼らの思いに授け、彼らの心に書き記す。私は彼らの神となり、彼らは私の民となる。彼らは、自分の同胞や兄弟の間で、『主を知れ』と言って教え合うことはない。小さな者から大きな者に至るまで、彼らは皆、私を知るからである。私は彼らの不正を赦し、もはや彼らの罪を思い起こすことはない。」預言者エレミヤの言葉です。
イエスはこの新しい契約に基づく大祭司だ、とこの手紙は言います。神様ご自身が私たちの心に御言葉を書いてくださる、という契約です。神様が私たちの不正を赦し、私たちの罪を再び思い起こすことはしない、という契約です。この契約のために、イエスは、ご自分をいけにえとして献げ、私たちのために執りなしの祈りを献げてくださっています。
聖書は、旧約から何度も繰り返し、神が私たちに人間と結んだ契約について語ってきていました。ノアが箱舟から降りたとき。アブラハムが神を信じたとき。モーセを通して、荒れ野で神が結んだ契約は、石に刻まれて契約の箱に収められました。ダビデも、そしてエレミヤも、神が語りかけてくださった契約によって生かされてきた人々です。契約というのは両者の関係を表す言葉です。神様は、私たち人間と契約を結び、関わりを持ち続けてきてくださった方です。私たちがどんなにそれを蔑ろにし、破ってきたとしても、神様の誠実は変わることがありません。私たちが神との新しい契約、キリストによって結ばれた契約に生きるために、神様ご自身が働いてくださったのです。神の右に座しておられる方が、私たちのために神に執り成していてくださいます。

2024年3月29日の聖句

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