2021年6月16日水曜日

2021年6月16日(詩編150)

詩編150
ハレルヤ。
主の聖所で  神を賛美せよ。
主の力の溢れる大空で 神を賛美せよ。
力強い御業のゆえに  神を賛美せよ。
そのすぐれた偉大さにふさわしく  神を賛美せよ。
角笛を吹いて  神を賛美せよ。
竪琴と琴を奏でて  神を賛美せよ。

タンバリンに合わせて踊りながら  神を賛美せよ。
弦をかき鳴らし、笛を吹いて  神を賛美せよ。
シンバルを鳴らして  神を賛美せよ。
シンバルを高らかに響かせて  神を賛美せよ。

息あるものはこぞって  主を賛美せよ。
ハレルヤ。(1~6節)

150編もある詩編の最後が、このような高らかな賛美の大合唱であることにとても心惹かれます。聖書の詩編は花鳥風月の美しさを愛でるのではなく、祈りです。神に向かう言葉です。私たちの祈りには、願いや感謝や執りなしなど、いろいろな言葉があります。私たちは何を祈ってもいい。本当に、びっくりするほど激しい祈りの言葉も書かれていました。しかし最後には、賛美です。神を賛美する言葉が最後に記録されているのです。しかも、この詩編は明らかに一人の、個人的な賛美の言葉ではない。合唱の歌声によって献げられるのがふさわしい言葉です。心を一つに合わせて神を賛美する営みに、私たちも加わっています。
主の聖所。それは、私たちが神さまを賛美する場所のことです。私たちが神さまの御前にへりくだって礼拝する場所です。私たちは思いを一つにして神の前に賛美を献げ、神さまの素晴らしさをほめたたえる幸いにあずかるのです。
角笛、竪琴と琴、タンバリン、弦、シンバルといろいろな楽器の名前が出てきました。あらゆるかぎりの力を尽くして神をほめたたえ、神さまの前に賛美をささげ物としてささげる。
「息あるものはこぞって 主を賛美せよ。ハレルヤ。」これが、詩編の最後の言葉です。私たちの一日の終わり、あるいは人生の終わりの言葉も、このようなことばでありたいと心から願います。今日一日に神さまの祝福がありますように。

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