2021年6月22日火曜日

2021年6月22日(箴言4)

箴言4
子よ、私の言葉に思いを向けよ。
私の語りかけに耳を傾けよ。
目から話すことなく
心の内に守れ。
捜し出す者にとって、それは命。
心身を健やかにする。
守るべきものすべてにも増して
  あなたの心を保て。
命はそこから来る。(20~23節)

知恵の言葉に耳を傾け、それに従えと諭しています。知恵の言葉があなたの命だ、と言っています。知恵の言葉の対極にあるのが、14節で言っている「悪しき者の道筋」「邪悪な者の道」です。悪しき者、邪悪な者は「誰かをよろめかさずには眠らない」し、彼らは「悪しき者のパンを食べ、暴虐の酒を飲む」と言っています。つまり、知恵の言葉というのは、単に頭が良いか悪いかという事柄ではなく、愛や正義につながる価値観の問題を含んでいる、ということであるのだと思います。
悪しき者は誰かをよろめかさずには眠らないと箴言は言っています。私はこういう言葉を読むと、正直に言って、自分にも心当たりがあると言わねばならなくなってしまいます。誰かの悪口を言ったりやり込めたりするのは快感です。そういうときは自分の心に正義感が燃え立ちます。自分は絶対に正しいと確信しています。しかしそこには愛がありません。それにそもそも、自分が正しいと思っていることも本当に正しいのかどうか、本当に正義の名にもとらないものであるのかどうかは、よく考えてみれば怪しいものです。感情が燃え上がっていると、よく分からなくなってしまいます・・・。
知恵の言葉こそあなたの命。聖書は私たちにそう語りかけます。この知恵とは、やはり、主を畏れることに始まる知恵に他ならないでしょう。主の前にへりくだることにこそ私の命があり、私の心身は主の前で健やかになる。それは、主なる神様こそが無限の愛であり、まことの正しさだからです。神さまの愛は、正義は、十字架の上のキリストによって示されたのです。このお方の御許に立ち帰ることこそ、私の命。そう信じて、今日の一日を歩み出したいと願います。

2024年4月25日の聖句

救いは主のもの。 あなたの民の上に祝福を。(詩編3:9) イエスは手を上げて彼らを祝福された。(ルカ24:50) 主イエス・キリストは復活して40日間弟子たちと共におられ、その後、天に昇って行かれました。その時、主イエスは手を上げて弟子たちを祝福し、その恰好のままで天に上げられて...