2021年6月29日火曜日

2021年6月29日(箴言10)

箴言10
偽りの唇は憎しみを隠し持ち
愚かな者は悪口を吐き出す。
言葉数が多いときには背きを避けられず
唇を制すれば悟りを得る。
正しき者の舌は精錬された銀
悪しき者の心は無に等しい。
正しき者の唇は多くの人を養うが
無知な者は浅はかなため死を招く。
主の祝福こそが人を豊かにし
人の労苦はそこに何も加えることができない。(18から22節)

ここにはかなり連続して、いくつもの言葉を巡る知恵の言葉が登場してきます。よく似た内容の言葉であると思います。それは、私たちの多くが言葉で失敗した経験を持っているからこそなのだろうと思います。例えば「言葉数が多いときには背きを避けられず、唇を制すれば悟りを得る」などは、本当に心に痛みを覚えさせる言葉ではないでしょうか。舌は小さな器官ですが、強い毒を持つものです。
「正しき者の舌は精錬された銀、悪しき者の心は無に等しい」という言葉も、心に刺さります。「正しき者の唇は多くの人を養うが、無知な者は浅はかさのために死を招く」というのも、自分の口が語っている言葉が本当に怖くなります。舌を制することは、本当に困難なことです。そう考えると本当に絶望的なことです。これまで一体何度舌禍を重ねてきたことかと、恐ろしくなります。
そんな私たちにとっての救いは「主の祝福こそが人を豊かにし」という言葉です。本当に心が貧しく、舌には悪が満ちている私。そのためにどれだけたくさんの人を傷つけてしまったか・・・。主の祝福によって、それらの人々を守ってくださいと祈るよりほかありません。さらに「人の労苦はそこに何も加えることができない」というのは本当に深い憐れみの言葉です。私たちの心がけを越えて、神様ご自身の祝福が絶対的な力を振るってくださるのです。私たちはひたすら、主の憐れみを求めます。主なる神様の圧倒的な祝福と憐れみ深い赦しによって、私と、私の隣人との間を、どうか守ってくださいと祈ります。

2024年4月26日の聖句

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