2021年11月15日月曜日

2021年11月15日の聖句

あなたがたの周りに残された諸国民は、知るようになる。私こそが、破壊されたところに建て、荒廃させられたところに植え付けた主であることを知る。(エゼキエル36:36)
キプロス島やキレネから来た者たちがアンティオキアへ行き、ギリシア人たちに、主イエスの福音を告げ知らせた。主の御手により、多くの者たちが信じて主に立ち帰った。(使徒11:20~21)

キプロス島は地中海に浮かぶ小さな島です。キレネはアフリカ大陸の北部、現在のリビアにある町です。つまり、どちらも異邦人の地です。「キプロス島やキレネから来た者たち」は、ユダヤ人ではなく異邦人。かつては神さまを知らなかった人たちです。この人たちがアンティオキアへ行った。なぜ行ったのか?実はこの頃、すでにキリスト教会に対する迫害が始まっていました。ステファノが石打にされて殉教するという事件も起きていました。ステファノの事件、そしてそれをきっかけにして起きた迫害のために多くのキリスト者たちが散らされてしまい、周辺の地に出て行った、ということがあったのです。
しかし、周辺のいろいろなところへ行った人々は、当初、ユダヤ人にしか伝道しませんでした。異邦人には関係のない話と思っていたのだと思います。ところがキプロス島やキレネから来た人々はギリシア語を話す異邦人たちに、自分たちの言葉で伝道し、主イエス・キリストの福音を宣べ伝えだしたのです。こうして、異邦人への伝道が始まりました。それはアンティオキアという町での出来事でした。アンティオキアに生まれた教会は、やがて、使徒パウロの伝道旅行を支える母教会になります。かけがえのない伝道の働きがここで始まったのです。
「あなたがたの周りに残された諸国民は、知るようになる。私こそが、破壊されたところに建て、荒廃させられたところに植え付けた主であることを知る。」この言葉の通り、私たちの伝道の言葉は、神が破壊されたところに建て、荒廃させられたところに植えてくださることです。私たちがどんなに絶望的な状況であったとしても、神さまが私たちを再び立たせてくださる。神さまが私たちを新しくしてくださる。この希望の言葉を、私たちも今託されて、日本語で伝えています。今日もキリストにある希望の言葉、愛の言葉が、あなたの道を照らす光でありますように。

2024年12月26日の聖句

私が主、彼と共にいる彼らの神であり、彼らがわが民イスラエルの家であることを、彼らは知るようになるーー主なる神の仰せ。(エゼキエル34:30) 今日ダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。(ルカ2:11) 天使が羊飼いたちに向かって宣言し...