2021年11月22日月曜日

2021年11月22日の聖句

見よ、山の上を行く、平和を告げる良き使者の足を。(ナホム2:1)
神はキリストを通して、御自身を私たちと和解させ、和解を説く務めを私たちに与えられました。(2コリント5:18)

しばらく前からいろいろなところで社会が分断されているということが言われるようになりました。例えば、昨年の米国の大統領選挙の時にも、バイデン候補を支持する人とトランプ候補を支持する人との間の分断、その溝の深さが浮き彫りになっていました。日本では米国ほど顕在化していないところもありますが、しかしやはり傷は深いと思います。何も政治的な信念や支持政党のことだけではありません。価値観、大切にしたいもの、理想とする社会の姿、社会の見方、とにかくありとあらゆるところで社会が分断されていると思います。特にSNSを見ていると、激しい罵りの言葉の応酬が繰り広げられています。そういう言葉を吐くということと、政治信条はあまり関係ないのかも知れません。右も左も、自分を正義と確信する言葉があふれている。
神さまの福音は、平和の福音であり、和解の福音です。神さまは、神さまを憎み、敵対し、捨ててきた私たちと和解するために、独り子を遣わしてくださいました。キリストが私たちのための和解そのものになってくださいました。神さまは、私たちのために和解の手を伸ばしてくださいました。
この和解の言葉、平和を告げる言葉を、神さまは私たちの口にたくし、私たちの足がこの言葉を運ぶように、私たちをご自分の使者にしておられます。「見よ、山の上を行く、平和を告げる良き使者の足を。」平和の福音を告げるために歩く足は美しく、良いものです。私のこの足を見て、神さまは美しいと言ってくださるのです。
今、世界は和解の言葉を切に求めています。自分の正しさに取りつかれた私たちを、神さまは心を温め、敵意という隔ての壁から救い出し、和解の言葉によって包んでくださいました。敵対している私たちの社会がもう一度赦し合い、共に生きるためには、キリストの和解の福音が不可欠です。この尊い言葉が、今日、私たちにも委ねられているのです。

2024年4月26日の聖句

神を畏れ、その戒めを守れ。これこそ人間のすべてである。(コヘレト12:13) (イエスの言葉)「第一の戒めは、これである。『聞け、イスラエルよ。私たちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、魂を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』第二の戒めは...