2021年12月29日水曜日

2021年12月29日の聖句

あなたを称えます、主よ、あなたは私を深みから引き上げてくださいました。(詩編30:2)
高いところから、曙の光が暗闇と死の陰に座していた者たちを照らし、私たちの足を平和の道に導く。(ルカ1:78~79)

主なる神様は、私たちを深みから引き上げてくださいました。「深み」と言っています。子どものころ、家族でキャンプに行ったときに川遊びをしました。思わぬところで深みにはまって、溺れてしまいました。川はプールと違ってそこがどうなっているのか分かりません。そういう「深み」は、私たちの周りにもしばしばあるのではないでしょうか。ずっと忘れていた昔の経験だったり、人の言葉だったり、何かの出来事だったり、いろいろなことをきっかけに、突然深みにはまって溺れてしまうことがあります。傷ついて力が出なくなったり、神さまを信じる情熱が失われてしまったり、人と会うのが苦痛になったり。深みにはまり込んでしまう瞬間が襲ってくる。あると思っていた川底が突然なくなる。泳ぐ体制も整っていない。はまり込んでしまうと、溺れて息が出来なくなってしまう。
少年だった私を、見知らぬ大人の人が助けてくれました。泳ぎが上手な人であれば自分でどうにか出来たかもしれません。しかし人生の深みにおいては、得意と思っていた水泳も役に立たないことがあります。そんなときは、助けてもらうしかありません。
「主よ、あなたは私を深みから引き上げてくださいました。」神さまは、私たちのところへすぐに飛んできて手を掴んでくださっています。今、もう既に、あなたの手を神が掴んでいるのです。神さまが語りかけている声を聞き逃さないように、耳を澄ましてください。
「高いところから、曙の光が暗闇と死の陰に座していた者たちを照らし、私たちの足を平和の道に導く。」高いところからと言っているので、神さまの方からということです。私たちが頑張って光を造り出さないといけない、と聖書は言いません。光はあくまでも神さまの方からやってくる。私たちはその光に照らされ、深みから救い出されていただくだけです。神さまは、今、私たちのところに来ておられます。キリストがその手を掴んでいることに、どうか心を開いてください。

2024年12月27日の聖句

遠く地の果てまで、すべてのものが我らの神の救いを見た。(詩編98:3) また、幸いなる希望、すなわち大いなる神であり、私たちの救い主であるイエス・キリストの栄光の現れを待ち望むように教えています。(テトス2:13) すてきな言葉です。「幸いなる希望」と言っています。私たちにとって...