2022年3月6日日曜日

2022年3月6日の聖句

主はその聖なる神殿におられる。全地よ、主の前に沈黙せよ。(ハバクク2:20)
賢者たちは言った:私たちは、彼を礼拝するために来ました。(マタイ2:2)

私たちの教会は「カンバーランド長老教会さがみ野教会」というのが正式な名称ですが、この中に「長老教会」という言葉が入っています。この教会はスイスのジュネーブで活躍した改革者ジャン・カルヴァンにまで遡る伝統をもちます。そのカルヴァンの名著に『ジュネーブ教会信仰問答』というものがあります。問答形式で信仰の事柄を説き明かしていく書物ですが、その始まりのところでこのような問答があります。

問 人生の特に目指す目的は何ですか。
答 人をお造りになった神を知ることです。

そして少し進んで、第6の問答はこのようになります。

問 さてそれでは、どういうものが神についての真の、また正しい知識でしょうか。
答 それは神に帰すべき誉れが表明されるような知り方であります。

神に帰すべき誉れが表明される仕方で神を知ること、それが人の生きる目的だ、と言うのです。一言で言えば、私は神を礼拝するために生きています、ということになる。まことに鋭く、真理を言い表している言葉です。今日、私たちも自分の心に言い聞かせたいと思います。私は、神を礼拝するために生きている。誉れを帰すべき方である神を知るために、私は生きている、と。
新約の聖句に登場するのは占星術の学者たちです。彼らは主イエスさまを礼拝するために、東の国からやって来ました。遠い外国です。文化も環境も、歴史も、人生観も、それまで大切にしてきたものも、何もかも違います。しかしそれはすべて脇に置いて、主イエス・キリストを礼拝し、誉れを帰すために、彼らはやって来たのです。私たちの先頭を旅する礼拝者、それがこの占星術の学者たちです。
カルヴァンはこの信仰問答において、神を礼拝することこそが私たちの最高の幸せだとも言っています。本当にその通りです。私たちは、キリストの御前にあって、この最高の幸せを味わうべく招かれています。神を信頼し、神の御言葉に従い、悩みの日には神に助けを求め、全生活をあげて神を誉めたたえ、善きことを神に求める。そのような祈りを今日献げたい、と願います。主イエス・キリストの祝福が、あなたにありますように。

2024年12月26日の聖句

私が主、彼と共にいる彼らの神であり、彼らがわが民イスラエルの家であることを、彼らは知るようになるーー主なる神の仰せ。(エゼキエル34:30) 今日ダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。(ルカ2:11) 天使が羊飼いたちに向かって宣言し...