2022年10月5日水曜日

2022年10月5日の聖句

見よ、その日が来るーー主の仰せ。
私はイスラエルの家、およびユダの家と新しい契約を結ぶ。(エレミヤ31:31)
彼らはイスラエル人です。子としての身分、栄光、契約、律法、礼拝、約束は彼らのものです。肉によればキリストも彼らから出られたのです。(ローマ9:4~5)

今日の御言葉はイスラエルに注目しています。歴史の中を実際に生きた一つの民です。神さまはアブラハムと出会い、彼をご自分が示す地へと導きました。アブラハム自身と、そして彼の子であるイサクと、そしてまたその子であるヤコブと、共に歩んでこられました。ヤコブの子どもたちはやがてエジプトへ移り住み、長い時間が経って彼の国で奴隷として圧迫されます。神はモーセを遣わして彼らを救い出し、十戒を与えてご自分の民として歩ませました。彼らは何度も何度も神さまを裏切り、不誠実の限りを尽くし、神さまとの関係を踏みにじるようにしてきました。しかし、神さまは彼らを見捨てませんでした。
「見よ、その日が来るーー主の仰せ。私はイスラエルの家、およびユダの家と新しい契約を結ぶ。」新しい契約を結ぶ。神さまはそのようにおっしゃいます。何度も何度も神さまを裏切り、神さまの慈しみを無駄にし、不誠実を貫いてきたイスラエルの人々。しかし神さまはその手を断ち切ってしまわなかった。新しい契約。それを神さまは彼らの心に刻みつけ、彼らがこの後は心から神の御前に立ち帰って生きることができるようにと、招き続けておられる。
その究極のしるしが、主イエス・キリストです。私たちが普段あまり意識しない、しかしとても大事なことは、このお方がイスラエル人であるということです。「彼らはイスラエル人です。子としての身分、栄光、契約、律法、礼拝、約束は彼らのものです。肉によればキリストも彼らから出られたのです。」主イエスさまは、抽象的な存在ではありません。2000年前の特定の時代に、イスラエルという特定の国に生まれました。大工の子としてナザレの村で育ったのです。その国の歴史は、神さまの御前に過ちを繰り返してきた日々の積み重ねです。そういう具体的な人間の営みの中に、神の子イエスがお生まれになりました。この方が特定の時と場所、文化の中にお生まれになったまことの人間だから、特定の存在である私たちの救い主なのです。
今、ここに生きる私たちの救い主は、このイエス・キリストです。個別具体的なこの私のために、キリストは私たちの間に宿ってくださったのです。

2024年4月18日の聖句

シオンに住む者よ、叫び声を上げて、喜び歌え。 イスラエルの聖なる方は、あなたのただ中にいます偉大な方。(イザヤ12:6) 言は肉となって、私たちの間に宿った。私たちはその栄光を見た。(ヨハネ1:14) 「イスラエルの聖なる方は、あなたのただ中にいます」と、聖書は言います。私たちの...