2023年1月15日日曜日

2023年1月15日の聖句

今週の聖句:私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けた。(ヨハネ1:16)

今日の聖句:
正義と公正を行うことを、主はいけにえよりも喜ぶ。(箴言21:3)
霊のない体が死んだものであるように、行いのない信仰もまた死んだものです。(ヤコブ2:26)

行いのない信仰は死んだもの。かなり強く、また厳しい言葉です。もちろん、私たちは良い行いをした報酬あるいはご褒美として神さまに救って頂くのではありません。もしもそうだとしたら、救いは恵みではなく、当然の報いです。そして神さまと私たちとの関係は取引関係であって、私たちは打算で生きることになります。しかし実際は、私たちのどんなに善い行いも私たちを救うことはできません。事態は私が自分で自覚しているよりももっと絶望的です。1万タラントンという天文学的な借金をしているようなものです。一生飲まず食わずで働いても返すことのできないような借金です。それなのに、神さまは全く無償で、ご自分の愛のままに私たちを救ってくださいました。神さまへの借りをチャラにしてくださいました。だから、救いは神の恵み。神のあわれみ。信仰は神の愛を信じること、神の恵みを信じることです。
しかし、神の愛を知りながらそれを無にする信仰もまた成り立ちません。人間関係であっても、自分の非を覆ってくれ、まったくの善意や愛から自分に良くしてくれる人には、自然とお返しをしたくなります。自然な気持ちです。まして無限の愛と憐れみを示してくださった神さまに、私たちは何をお返しするのでしょうか。
「正義と公正を行うことを、主はいけにえよりも喜ぶ。」正義と公正。私たちの人間関係において、神さまのお喜びになる正義や公正をもって生きること。人を偏り見たり嘘をついたりせず、また自分の損得のために誰かをひいきしたりしない。むしろ弱い人やお返しできない人を重んじ、愛する。それはキリストが私のためにしてくださったことです。「私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けた。」豊かなキリストの恵みへの応答として、私たちはこの世に生きる隣人と共に生きていきます。

2024年4月26日の聖句

神を畏れ、その戒めを守れ。これこそ人間のすべてである。(コヘレト12:13) (イエスの言葉)「第一の戒めは、これである。『聞け、イスラエルよ。私たちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、魂を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』第二の戒めは...