2023年5月4日木曜日

2023年5月4日の聖句

わたしの舌はあなたの仰せを歌うでしょう。あなたの戒めはことごとく正しいのですから。(詩編119:172)
わたしは福音を恥としません。福音は、信じる者すべてに救いをもたらす神の力です。(ローマ1:16)

キリスト教会のとてもすてきな特徴は、歌に溢れていることです。礼拝では讃美歌を歌います。最初は讃美歌が好きで教会に行ってみたという人もおられるのではないでしょうか。2000年間のキリスト教会の歴史で、数え切れないほどの無数の讃美歌が生まれました。いや、旧約の時代から考えれば、更にたくさんあります。私たちは神を賛美して歌い、祈りを込めて歌い、喜びも嘆きも、歌にして神に献げます。コロナのために、私たちの教会の礼拝でも讃美歌の曲数を少し減らしたり、一時期は一節のみ歌ったりもしました。しかし、歌うこと自体は止めませんでした。私たちは歌うことで信仰をつむぎます。
「わたしの舌はあなたの仰せを歌うでしょう。」私たちが歌うのは「あなたの仰せ」と言います。神さまの御言葉から私たちの歌が始まる。それは、主の御言葉がことごとく正しいものであるから。私たちは神の言葉に導かれ、神の言葉に基づいて歌う。
「歌いつつ、聖徒らと共に」という本があります。キリスト教会の葬儀について書かれた本です。2000年前の生まれたばかりのキリスト教会。まだ周りに多くのキリスト者はいませんでした。ちょうど今日本にいる私たちと同じようなマイノリティであったと思います。彼らは仲間が地上の生涯を終えると、昼日中に、歌をうたいながら葬りました。賛美の歌をうたって葬式をした。当時のローマ社会ではかなり奇異に映ったようです。当時の社会常識では、普通、葬式は夜の闇の中でひっそりと行うものだった。それを昼間に、しかも歌ってやっている。ところがキリスト教会の葬りは、そのスタイルのままで2000年間続きました。今でも私たちは歌いつつ葬ります。聖徒らと共に。私たちの舌は、キリストの福音を歌います。葬送の列にあってもこの賛美は終わらない。生きている時にも死ぬ時にも、キリストが私たちの救いだからです。
「福音は、信じる者すべてに救いをもたらす神の力です。」神様の救いの御手は、私たちが考えているよりも遙かに長く、確かです。この救いをもたらす神の力を信じ、私たちは今日もキリストの福音を歌いつつ、歩んでいきます。

2024年12月27日の聖句

遠く地の果てまで、すべてのものが我らの神の救いを見た。(詩編98:3) また、幸いなる希望、すなわち大いなる神であり、私たちの救い主であるイエス・キリストの栄光の現れを待ち望むように教えています。(テトス2:13) すてきな言葉です。「幸いなる希望」と言っています。私たちにとって...