2023年5月5日金曜日

2023年5月5日の聖句

私はこの地の過ちを一日のうちに取り除く。(ゼカリヤ3:9)
この方こそ、私たちの罪、いや、私たちの罪だけではなく、全世界の罪のための宥めの献げ物です。(1ヨハネ2:2)

旧約聖書のレビ記を読むと、旧約の時代の礼拝の作法についてとても細かく規定されています。特に罪を贖うための礼拝について、神に献げ物をするときのことについて丁寧に定められています。
「奉納者が献げものとする牛の皮をはぎ、その体を各部に分割すると、祭司アロンの子らは祭壇に薪を整えて並べ、火をつけてから、分割した各部を、頭と脂肪と共に祭壇の燃えている薪の上に置く。奉納者が内蔵と四肢を水で洗うと、祭司はその全部を祭壇で燃やして煙にする。これが焼き尽くす献げ物であり、燃やして主にささげる宥めの香りである。(レビ1:6~9)」
罪を贖うために神に犠牲を献げ、燃やして宥めの香りとする。そこには、私たちが神のものとして生きるとはいかなることなのかを真剣に問い続けた旧約の信仰の問いがあったのだと思います。神のものとしてふさわしくない自分を神の前にお詫びし、大切なものを献げ、神と和解させて頂くのです。
しかし神のものであるはずなのに、その真実とかけ離れた私たちの現実の深刻さは、無限です。どこまでも神の前に逆さまな私たちです。それは何よりも愛の破綻に現れる。神を真実に愛しえず、隣人をも真実に愛しえない私たちです。だから、神ご自身が真実なささげ物を御自ら献げてくださいました。「この方こそ、私たちの罪、いや、私たちの罪だけではなく、全世界の罪のための宥めの献げ物です。」この方、すなわちイエス・キリストこそ、私たちの罪も世界の罪も宥めるための香り良きささげ物になってくださったのです。
「私はこの地の過ちを一日のうちに取り除く。」主は言われます。そのために、私たちではなく神ご自身が働いてくださいました。神ご自身がキリストを献げ、私たちの罪を取り除いてくださいました。私たちは罪から救われている。聖書はそう宣言します。
私たちと神との間を宥めてくださった主イエス・キリストに、栄光と誉れが代々とこしえにありますように。

2024年5月4日の聖句

あなたがたは豊かに食べて満ち足り、あなたがたの神、主の名をほめたたえる。(ヨエル2:26) イエスは五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで祝福し、パンを裂いて、弟子たちに渡しては配らせ、二匹の魚も皆にお分けになった。人々は皆、食べて満腹した。(マルコ6:41~42) 「我らの日用...