2024年1月10日水曜日

2024年1月10日の聖句

悪から離れ、善を行え。
平和を求め、これを追え。(詩編34:15)
だから、平和に役立つことや、互いを築き上げるのに役立つことを追い求めようではありませんか。(ローマ14:19)

日本に「死生学」を導入し、根付かせた人はアルフォンス・デーケンというイエズス会の司祭です。数年前に亡くなりました。上智大学で教鞭を執っておられましたが、大学や教会の中だけではなく、いろいろなところで私たちが前向きに死に備えるために精力的に活動をしておられました。何度かご講演を聴いたことがあります。とても楽しい方でした。
デーケン先生はユーモアをとても大切になさっていました。ユーモアを持って死に備えようとおっしゃっていた。そして、ユーモアは愛から生まれるとしきりにおっしゃっていたことが印象に残っています。周りの人を笑顔にするための愛がユーモアを生み出す。頭の良さが生み出すジョークとは区別していました。時として人を傷つけたり、誰かを貶めたりするジョークによる笑いではなく、愛から生まれるユーモアをもって、人生を見つめ、死を見つめよう、というようなことをおっしゃっていました。
私は今日の御言葉を読んで、デーケン先生のユーモアの話を思い出しました。「だから、平和に役立つことや、互いを築き上げるのに役立つことを追い求めようではありませんか。」平和に役立ち、互いを築き上げるのに役立つこと。一つの言い方をすれば、平和はユーモアに満ちていると思います。心からの笑顔や相手への愛をもって敵対することはできません。あざ笑っているなら別ですが、それはユーモアではない。平和、それは笑顔と仲が良いのではないでしょうか。
私たちは、悪を離れて善を行います。平和を求め、これを追います。主イエス・キリストの平和が私たちの内に宿りますように。神を賛美し、主イエスさまをほめたたえ、喜んで平和の道を歩みましょう。そして、今悲しんでいる人や苦しい思いをしている人、戦火にある人や災害のために辛い思いをしている人々に笑顔が戻りますようにと祈りつつ、今日の日を過ごしていきましょう。

2024年5月8日の聖句

(主は)私の口に新しい歌を、我らの神への賛美を授けてくださった。(詩編40:4) あなたがたは、心の霊において新たにされなさい。(エフェソ4:23) 主が、新しい歌を授けてくださった。すてきな言葉です。「主に、新しい歌を」とは言っていません。主が私の口に新しい歌を授けてくださった...