2024年2月3日土曜日

2024年2月3日の聖句

私がこの目であなたを導こう。(詩編32:8)
イエスはシモンとアンデレに言われた。「私に付いて来なさい。」(マタイ4:19)

今日の旧約の御言葉は『日々の聖句』という今使っている聖書日課の日本語版をお作りになった方がドイツ語の聖書から翻訳をしたものだそうです。面白い表現だと思います。「私がこの目であなたを導こう。」ここに出てくる「私」というのは、一体誰のことなのか。この詩編の前後を含めて読んでみると、神さまがそうおっしゃっているというよりも、むしろ詩編作者が周りの者たちに言っている言葉と考える方がよいように思います。共に生きる信仰共同体の人々に目を向け、祈りに導くような呼びかけであるのだと思います。「私がこの目であなたを導こう。」祈りへの導きの言葉です。
私たちの信仰共同体は、お互いに目を向け、相手を見ることに始まるのだと思います。それはほかの誰よりも主イエスさまが私たちにしてくださったことです。主イエスは網を繕うシモンとアンデレをご覧になって、「私に付いてきなさい」とおっしゃいました。それで彼らは主イエスの弟子になった。主イエスが見つめ、声をかけ、彼らをご自分のものとしてくださったのです。私たちのことも見つめておられる。私たちをご自身の目で導いておられる。だから、私たちもお互いを見つめます。見つめ合い、互いに励まし合って信仰の道を、祈りの道を上っていきます。
さがみ野教会の前身の栗原伝道所は2月1日に最初の礼拝を献げました。神様の御前で礼拝を献げ、神を見上げ、神に目を注いで生きてきました。そして、お互いを見つめ、共に生きてきました。主イエスさまの「私に付いてきなさい」という御言葉によって呼び出されて、私たちは共に生きています。
主イエス・キリストのまなざしの中を生きていきましょう。そして、互いを見つめる愛の共同体を形づくっていきましょう。主が共にいてくださいます。主が私たちに先立って導いてくださいます。主が私たちのしんがりを守ってくださいます。

2024年5月9日の聖句

主は彼らに喜びを与えられた。(エズラ6:22) いつも喜んでいなさい。(1テサロニケ5:16) 復活の主日から40日目の今日は、主の昇天を祝う日として覚えられています。主イエス・キリストは、弟子たちの見ている前で天に昇って行かれたと聖書に書かれています。キリストは天に昇り、神の右...