2024年5月25日の聖句

主よ、私を憐れみ、魂を癒やしてください。私はあなたに罪を犯しました。（詩編41:5）
（パウロの手紙）私は、神の教会を迫害したのですから、使徒たちの中では最も小さな者であり、使徒と呼ばれる値打ちのない者です。神の恵みによって、今の私があるのです。そして、私に与えられた神の恵みは無駄になりませんでした。（1コリント15:9～10）

「主よ、憐れみたまえ」という言葉と共に深く呼吸をする。「主よ」と唱えながら息を吸い、「憐れみたまえ」と唱えながら息を吐く。そういう黙想の方法があります。私は、既に亡くなった生島陸伸先生から教えていただきました。
「主よ、憐れみたまえ。」これは、罪の悔い改めと、罪人である私への憐れみを求める祈りです。罪の中にうずくまり、神さまに顔を上げることさえできない者の祈りの言葉です。その言葉でもって黙想するというのは、印象深いことです。「主よ、私を憐れみ、魂を癒やしてください。私はあなたに罪を犯しました。」
使徒パウロは、自分の罪の深さを知りました。キリストがこんな私を憐れんでくださっているという圧倒的な恵みの事実の中で自分の罪を知らされました。だから、キリストを愛し、キリストを求めて生きました。自分の罪深さを恥じつつも、しかし圧倒的な神の愛を証しして生きていきました。
私たちを愛し、憐れんでくださるのも、同じキリストです。この方の憐れみがなければ私たちは生きることができません。主イエス・キリストを仰ぎ、キリストを呼び求め、キリストの憐れみにすがりつつ、私たちはこの一日を歩んでいきます。