2024年5月8日水曜日

2024年5月7日の聖句

この上なく麗しいシオンから、神は光を放たれる。我らの神は来られ、黙ってはおられない。(詩編50:2~3)
律法学者はイエスに言った。「先生、おっしゃるとおりです。『神は唯一である。ほかに神はない』と言われたのは、本当です。」(マルコ12:32)

唯一の神、ほかに神はない。主イエス・キリストの父でいらっしゃるお方。この世界を、天と地とそこにあるすべてのものをお造りになった方。このお方の光は「この上なく麗しいシオンから」放たれる、と聖書は言います。
シオン。イスラエルの都、かつて神殿があった町、エルサレム。シオンとはその地を指す名です。「この上なく麗しいシオン」と書かれているのを見ると、今、胸が痛みます。この上なく麗しく、神をほめたたえる声が響いているはずの地が、今、世界の争いの発火点になってしまっている。いや、世界の争いが生み出した悲惨や理不尽を凝縮して押しつけられた場所と言った方が良いのかもしれません。暴力や怒り、悲しみ、蹂躙、そういったあらゆる事がこの地で繰り広げられてしまっている。主イエスが歩まれたその大地を悲劇が包み込んでしまっているというのは、なんと恐ろしく、また悲しいことでしょうか。
神は唯一。それは、本当であれば福音であるはずです。ただおひとりの神が私たちのところに来てくださって、私たちを罪と死と悪から救いだしてくださる。キリストの愛の勝利を祝うような福音の言葉であるはずです。それなのに、私たちは自分たちの主張を相手にぶつけるための言い訳のようにしてしまいました。神の麗しいお名前を、私たちの世界が徹底的に汚して、踏みにじってしまった。それがこの世界で今起きていることではないでしょうか。ただただひたすら、神の御前に憐れみを求めるより他ありません。神が決して黙ることなく、この世界のすべての造られた者のための救いを宣言してくださいますように。主イエス・キリストの救いを仰ぎ、待ち望みつつ、私たちは今日の日を生きていきます。

2024年12月23日の聖句

私は自分の背きを知っています。罪は絶えず私の前にあります。(詩編51:5) 私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、あらゆる不正から清めてくださいます。(1ヨハネ1:9) クリスマスにお生まれになった救い主は「イエス」と名付けられました。主の天使...