2024年6月1日土曜日

2024年6月1日の聖句

6月の聖句:
モーセは言った。「恐れてはならない。しっかり立って、今日あなたがたのために行われる主の救いを見なさい。」(出14:13)

今日の聖句:
私は主の前に自分の胸の内を注ぎ出していたのです。(サムエル上1:15)
(女は)背後に立ち、イエスの足元で泣きながらその足を涙でぬらし初め、自分の髪の毛で拭い、その足に接吻して香油を塗った。(ルカ7:38)

ハンナという一人の女性が主なる神さまの御前で祈っていました。彼女は自分の胸の内を主に注ぎ出していた。これこそ、祈りです。祈るというのは自分の胸の内を主に注ぎ出すこと。
ハンナが祈っているのを間近で見ていた祭司エリは、情けないことに、彼女が酔っ払っているのだと勘違いしました。エリ自身の信仰生活すらも疑わしくなるような誤解ですが、しかし他方では、祈りについての深い示唆を与えるエピソードでもあります。祈るというのは、他人からよく見えることとか、いかにも敬虔そうに見える営みではないのだと思います。他人から見たら酔っているだけに見えるかもしれない。しかしそこには必死になって、外見なんて気にする余裕もなく、主だけに向かって心を注ぎ出す一人の信仰者がいるのです。
主イエスの足元で泣いていたこの女も同じだったと思います。周りにいた者たちは迷惑がりました。しかし主イエスだけが彼女の思いを知り、受け止めてくださいました。主イエスは彼女の注ぎ出す胸の内を誰よりも深く想ってくださったのです。
今日、私たちも祈りつつ生きていきたいと願います。ただキリストに、ただ神にだけ向かって、私たちの胸の内を注ぎ出して祈る一日を過ごしていきましょう。

2024年12月21日の聖句

私の魂は生ける神に向かって、身も心も喜び歌います。(詩編84:3) (マリアへのエリサベトの言葉)私の主のお母様が、私のところに来てくださるとは、何ということでしょう。あなたの挨拶のお声を私が耳にしたとき、胎内の子が喜び踊りました。(ルカ1:43~44) エリサベトは既に老齢でし...