2021年1月30日土曜日

2021年1月30日(詩編35)

詩編35
悪意のある証人が立ち上がり
身に覚えのないことばかりを問い詰める。
彼らは私の善に悪をもって報い
私の魂を不毛なものにした。
彼らが病のとき
私は粗布をまとって断食し、自らを苦しめ
胸の内に祈りを繰り返した。(11から13節)
ところが、私がよろめいたとき
彼らは喜んで押し寄せた。(15節)

この詩編は、主イエスの歩みをそのまま映し出すような詩編であると思います。主は悪意ある証人に囲まれました。彼らはデタラメを並べ立ててイエスを告発しました。イエスは病む者と共に生き、彼らのところへ行って癒やし、友なき者の友となりました。しかし必ずしも歓迎されたわけではなく、善に対して悪で報いられたことがしばしばです。主イエスが弱り、よろめき、打たれて苦しんだとき、人々はイエスを見てはやし立て、侮辱しました。十字架の上におられるイエスは人々の嘲笑の的になりました。
それらはすべて、私たちがしたことです。私たちがイエスを嘘で追い詰め、恩を仇で返し、苦しむイエスをあざ笑いました。この詩編を読んで、私は最初は、こういう目に遭ったら本当に辛いなと思いました。自分が体験した厭なことも少し考えました。ところが、ここにおられるイエスのお姿に気づいたとき、それまでとは違う意味で怖くなりました。自分がイエスの前にいてしたこと、イエスに対してしたこと、他の人にしてきたことを思い出すと、怖いと思います。
この詩編は18節に「私は大いなる集会であなたに感謝を献げ、強力な民の中で、あなたを賛美します」と言っています。私たちは、この言葉をキリスト復活の賛美として聞くことが許されていると思います。私たちが侮辱して殺したイエスは復活し、神さまの救いを確かなものとして打ち立ててくださいました。私たちは復活したキリストを賛美し、私たち自身の苦しみの日には救いを求めてキリストに祈ります。「私の魂に言ってください『あなたの救いは私だ』と」。

2024年4月25日の聖句

救いは主のもの。 あなたの民の上に祝福を。(詩編3:9) イエスは手を上げて彼らを祝福された。(ルカ24:50) 主イエス・キリストは復活して40日間弟子たちと共におられ、その後、天に昇って行かれました。その時、主イエスは手を上げて弟子たちを祝福し、その恰好のままで天に上げられて...