2021年2月28日日曜日

2021年2月28日(詩編69)

詩編69
私は苦しみ、痛みの中にいます。
神よ、あなたの救いが
  私を高く上げてくださいますように。
私は歌をもって神の名を賛美し
感謝をもって、神を崇めます。
それは雄牛よりも
  角と割れたひづめのある牛よりもなお
  主の喜びとなるでしょう。
苦しむ人はこれを見て喜びます。
神を尋ね求める人よ
あなたがたの心に命が与えられますように。(30~33節)

苦しむ人の喜び、それは同じように苦しみ、痛みの中にある私が神を賛美すること。そのように言います。それは私たちにもよく分かることではないでしょうか。苦しくて苦しくて、もう顔を上げることができないようなとき、そんな私を励ますのは同じように苦しむ人の祈る姿です。痛みを知っている人が神を賛美していることです。私も同じように神を信じ、祈り、神を賛美することができるのだと気づかせてくれる存在です。私のための神の恵みの証人です。
この詩編は十字架にかけられた主イエスのお姿を思わせる言葉がたくさん出てきていました。例えば、「私はあなたのゆえにそしられ、顔は恥辱に覆われています」とあります。主イエスのお姿そのものです。もっと直接的には、「渇く私に酢を飲ませようとしました」とありますが、主イエスご自身、十字架の上で酢を突きつけられました。
つまり、私たちと同じ痛みをよく知りながら、それでも神を愛し、神を信じることをやめずに神に祈り続けた証人とは、他ならぬ主イエスご自身のことです。キリストこそ、祈り抜かれたお方です。
私たちは、今日もこのお方の祈りに支えられて一日を歩みます。主と共に歩み出した新しい日が、新しい一週間が、主イエス・キリストの祈りに支えられるものでありますように。キリストから響き出す賛美が、私たち自身の賛美となりますように。

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