2021年12月16日木曜日

2021年12月16日の聖句

主、あなたがたの神は、上は天、下は地で神であられる。(ヨシュア2:11)
イエスは言われる「私はあなた方のところにいつもいます、世の終わりの時まで」。(マタイ28:20)

今日の新約聖書の御言葉は、マタイによる福音書の最後の部分に書かれている主イエスのお言葉です。この言葉の初めのところで、主イエスはこのようにおっしゃっいます。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている」。私たちといつも共にいてくださる方、これまでも共にいてくださったし、今も共におられ、これからも世の終わりまで共にいてくださる方。この方は、天と地の一切の権能を神から授かっておられるのです。
「権能」ということばを辞書で引いてみると、このように書いてあります。「権利を主張・行使出来るように、法的に認められた力。」主イエスは、天でも地でも、ご自分の権利を主張することが出来るし、その力を持っておられる。しかも「一切の権能」です。すべてのことにおいてご自分の権利を主張できるし、それを行使する力も持っておられる。神さまがそれを認められている。つまり、キリストは天においても地においても、私たちの神に他ならない。「主、あなたがたの神は、上は天、下は地で神であられる」。
昨日、娘たちが通っている幼稚園でクリスマスページェントがありました。それぞれ天使ガブリエルと羊の役をやっていました。子どもたちが喜んで演じていたのでとても楽しかったのですが、ページェントを見ながら、クリスマスの出来事をもう一度考え直す機会にもなりました。クリスマスは、天と地の一切の権能を持っておられる方が、人間の赤ちゃんになって生まれたことを覚える日です。主イエスは生まれたときに飼い葉桶に寝かされました。このことを羊飼いに告げた天使は言いました。「今日、ダビデの町であなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう」。飼い葉桶に、天と地の一切の権能を神から与えられた方、神の子が寝ているのです。
私たちと世の終わりまで共にいてくださる方は、この世界の王です。すべてのことを自由にする権利も、その力も持っている神さまです。その方が飼い葉桶に寝ている。いちばん低いところに下ってこられた。言葉を失います。あまりのことが起きたということに気づくと、その途方もなさに、恐ろしくなります。キリストは、低く低くへりくだることによって、ご自分の神としての偉大さをお示しになったのです。どこまでもへりくだった天と地の神さま御自身が、私たちと共におられます。

2024年12月27日の聖句

遠く地の果てまで、すべてのものが我らの神の救いを見た。(詩編98:3) また、幸いなる希望、すなわち大いなる神であり、私たちの救い主であるイエス・キリストの栄光の現れを待ち望むように教えています。(テトス2:13) すてきな言葉です。「幸いなる希望」と言っています。私たちにとって...