2021年12月22日水曜日

2021年12月22日の聖句

主は言われた「私は赦した、あなたが願ったように」。(民数記14:20)
イエス・キリストにあって、私たちはその血による贖い、罪の赦しを受けています。それは神の豊かな恵みによります。(エフェソ1:7)

今日の旧約聖書の御言葉は、モーセと共に荒れ野を旅するヘブライ人たちに起こった出来事です。彼らは神さまが与えると約束してくださった地を目指して、荒れ野を旅していました。その途上で、約束の地を偵察するための12名の斥候が派遣されることになりました。派遣されて現地を見て、帰って来て、その中の10人が言います。「その土地の住民は強く、町という町は城壁に囲まれ、大層大きく、しかもアナク人の子孫さえ見かけました。」要するに、人も町も大きくて強く、自分たちがそこに攻め上っても勝てる見込みは無い、と言ったのです。
人々はその言葉を聞いて震え上がり、不平を言い出します。「エジプトの国で死ぬか、この荒れ野で死ぬ方がよほどましだった。どうして、主は我々をこの土地に連れて来て、剣で殺そうとされるのか。・・・それくらないなら、エジプトに引き渡されるほうがましだ。」
12人の斥候の内の10人は否定的なことを言いましたが、二人だけ、違うことを言った者もいます。「断然上って行くべきです。そこを占領しましょう。必ず勝てます。」必ず神は約束を実現して、その土地を私たちに与えてくださるから、神を信じて進もうと訴えた。しかしその言葉は人々の耳に届きませんでした。
不安と不満に引きずられたヘブライ人たちの罪。それが、今日の旧約聖書の御言葉の中で問題になっている罪です。神さまは、モーセの必死の執りなしを聞き入れて、彼らを赦すと言ってくださった。それが今日の御言葉です。
このカナン偵察隊の話は、私たち神を信じる者の弱さをえぐり出すような話です。誰にでも身に覚えがある出来事ではないでしょうか。神さまを信頼しきることが出来ない、不安や不満に負けてしまう。神さまを信じる旅を途中で放棄してしまう。神さまに対して不誠実な振る舞いです。しかし、それでもなお神さまは私たちを赦し、この赦しのお陰で私たちは今も旅を続けている。それが、今このときの私たちの姿です。
私の今は、神さまの赦しの中を生きている「今」。それが、真実なことです。このかけがえのない神の愛に支えられている一日を、今日も私たちは生きていくのです。

2024年4月26日の聖句

神を畏れ、その戒めを守れ。これこそ人間のすべてである。(コヘレト12:13) (イエスの言葉)「第一の戒めは、これである。『聞け、イスラエルよ。私たちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、魂を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』第二の戒めは...