2022年3月18日金曜日

2022年3月18日の聖句

主よ、なぜあなたは遠く立ち、苦難の時に身を隠されるのですか。(詩編10:1)
イエスは、船尾で枕して眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして、「先生。私たちが死んでも、かまわないのですか」と言った。(マルコ4:38)

今日の新約聖書の御言葉は、私にとっては思い出深いところです。これは、主イエスが弟子たちに「向こう岸に渡ろう」とおっしゃって、舟で沖に漕ぎ出したときのことです。しばらくすると激しい突風が起こり、舟は水をかぶり、水浸しになりました。しかしイエスは舟の艫の方で枕して眠っておられた、というのです。それで、この話にまつわる私の思い出ですが、今からもう15年くらい前のことですが、海外からのゲストも含めて、日本で青年宣教大会を行ったことがありました。そのときに米国から来た牧師がこの御言葉をひいて説教をしてくださいました。その先生は米国式のとても魅力的なお話をしてくださって、何度も繰り返しておっしゃった。「イエスを起こせば何かが起こる!」実際に、聖書では弟子たちがイエスを起こし、イエスは風も波も鎮めてくださったのです。「イエスを起こせば何かが起こる!」
青年宣教大会が終わった後、牧師たちの間でこの説教は大問題になりました。あれはまずいだろう、と言って。何がまずいのか。「イエスを起こせば何かが起こる」というのはとてもキャッチーで魅力的ですが、それではまるでイエスがただただ居眠りしていただけで、問題は私たちにイエスさまを起こすことができるかどうかであるかのようです。一所懸命にイエスを起こした弟子たちに向かって、イエスは最後に「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか」とおっしゃいましたが、この言葉がまったく無視されている。
私たちには、確かに、主イエスが眠ってしまっているのではないかと思い込んでしまうときもあります。神さまは遠くにおられて、私のことなんて気にかけていないのではないかと考えてしまうこともあります。「主よ、なぜあなたは遠く立ち、苦難の時に身を隠されるのですか。」
しかし実際は、イエスはここにおられます。突風に襲われて、波に襲いかかられて、今にも沈みそうなこの舟の中に主イエスはおられるのです。眠っているのは主イエスではありません。弟子たちの信仰が寝ていたのです。神さまは本当は苦難の時に私たちから遠くにはおられない。身を隠しているようでありながら、実はこの舟の中に主イエスはおられるのです。今こそ目を覚まして、ここにおられる主イエスを信じましょう。絶対大丈夫です。

2024年12月26日の聖句

私が主、彼と共にいる彼らの神であり、彼らがわが民イスラエルの家であることを、彼らは知るようになるーー主なる神の仰せ。(エゼキエル34:30) 今日ダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。(ルカ2:11) 天使が羊飼いたちに向かって宣言し...