2022年3月19日土曜日

2022年3月19日の聖句

あなたは私のいのちを滅びから引き上げてくださいました。私の神、主よ。(ヨナ2:7)
神の堅固な土台は据えられていて、そこに次のような銘が刻まれています。「主はご自分に属する者を知っておられる。」(2テモテ2:19)

私は日本中会の礼拝書特設委員会というところの委員をしています。礼拝で用いる祈りの言葉や式次第を収録した『礼拝書』という本がありますが、今度これを新しくするということで、その準備をしています。先日、教会堂定礎式という礼拝の式文を扱いました。大きなビルなどを見ると「定礎 ○○年○月○日」と刻まれた礎石が据えられていることがあります。教会堂でも、そのように刻まれたプレートが土台の辺りにはめられているのを見ることがあります。この作業をしているときに、委員の一人である高座教会の信徒の方が、高座教会の最初の礼拝堂にも同じような定礎の記録があって、中に聖書が納められていたという話をしてくださいました。礎石の中に聖書を納めるというのは、この教会の土台は神の言葉だという信仰の象徴です。実際に礎石があってもなくても、私たちの信仰は同じです。教会の土台は神の言葉であり、私たちは神の約束に寄って立っています。
「神の堅固な土台は据えられていて、そこに次のような銘が刻まれています。『主はご自分に属する者を知っておられる。』」刻まれた銘は洗ってもこすっても落ちません。刻まれたものはずっと残ります。しかも、「神の堅固な土台」と言っています。神ご自身が据えた堅固な土台であれば、どのように大きな地震があっても、激しい台風が襲ってきても、決して壊れることがありません。その土台に銘が刻みつけられている。
その銘には「主はご自分に属する者を知っておられる」と刻まれている。ご自分に属する者、主イエス・キリストに属する者。それは、キリスト者ということです。キリストのもの、キリストに属する者を、主は知っておられる。永遠に、キリストは私たちを知っていてくださる。私たちの教会の土台はその事実です。この約束を告げる神の言葉です。ここに私たちの教会は建つ。
「あなたは私のいのちを滅びから引き上げてくださいました。私の神、主よ。」ここでもやはり私たちのいのちを超えた神の時間、つまり永遠の尺度での神の御業が語られています。神はご自分のものである私たちを知って、滅びから引き上げてくださる。私たちの手を取って、キリストご自身が私たちを救ってくださる。この約束の確かさの中で、私たちは今日の日を生きることが許されているのです。

2024年12月26日の聖句

私が主、彼と共にいる彼らの神であり、彼らがわが民イスラエルの家であることを、彼らは知るようになるーー主なる神の仰せ。(エゼキエル34:30) 今日ダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。(ルカ2:11) 天使が羊飼いたちに向かって宣言し...