2022年8月6日土曜日

2022年8月6日の聖句

あなた自身ただ気をつけ、あなたの魂を守って、あなたの目が見たことを忘れないようにしなさい。(申命記4:9)
あなたが福音をどのように受け、聞いたかを思い起こしなさい。そしてそれを守り、回心しなさい。(黙示録3:3)

旧約聖書の申命記は、モーセが40年間の荒れ野の度の最後に、これまで共に旅をしてきた民に謂わば遺言のようなかたちで語りかけた言葉が記録されています。モーセ自身は約束の地にはいることがない。荒れ野で死にます。自分の最期を前にして、約束の地に入っていく神の民に、信仰の言葉を語りかけています。
「あなた自身ただ気をつけ、あなたの魂を守って、あなたの目が見たことを忘れないようにしなさい。」
あなたの目が見たことを忘れないようにしなさい、と言っています。これまで荒れ野で見た来た事のことでしょう。この荒れ野で神が私たちをどのように生かしてくださったのか、どうやって神が私たちを守ってきてくださったのか、そのことをあなたたちはよく見てきたはずだ。それを忘れないようにしなさい、とモーセは言います。それが、あなた自身に気をつけ、あなたの魂を守ることになるのだから、と言うのです。
荒れ野で神さまは、たとえばマナというパンでもって民を養ってくださいました。荒れ野の水がないところで、岩から水を湧き上がらせてくださったこともありました。40年の旅路の間、彼らの服や靴がすり切れて使えなくなってしまうこともありませんでした。彼が生きるために必要なものはすべて神が準備してくださっていた。モーセは言うのです。あなたたちはそのことをよく目の当たりにしてきたでしょう。神の守りを決して忘れないでいなさい、と。
今日の新約聖書はヨハネの黙示録の御言葉ですが、このように書かれています。「あなたが福音をどのように受け、聞いたかを思い起こしなさい。そしてそれを守り、回心しなさい。」ここでもやはり、思い起こしなさい、と言っています。ここでは先ほどよりも更に突っ込んで、どのように福音を受けたのかということを思い起こせ、と言うのです。恵みの中の恵み、究極の神の愛である福音をどのように受けたのか。それを思い起こし、そこに立ち帰れ、と。
今日、私たちを生かすのは神の恵みです。究極の神の愛である福音です。これを、あなたはどう受けましたか?あなたを生かす神の恵み、あなたのための神の愛を、あなたはどのように受け、どのようにこれまで生かされてきたのでしょうか。忘れずに、思い起こしてください。その事実が、あなたの魂を今日も守るのです。

2024年4月23日の聖句

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