2022年12月1日木曜日

2022年12月1日の聖句

さあ、ベテルに上ろう。苦難の日に私に答え、私の行く道で共にいてくださった神のため、そこに祭壇を造ろう。(創世記35:3)
いつも、あらゆることについて、父なる神に感謝しなさい。(エフェソ5:20)

今日の旧約聖書の御言葉は、アブラハムの子であるイサク、そしてそのまた息子であるヤコブの言葉です。ヤコブにはエサウという双子の兄がいました。当時の社会は長男がすべてを相続します。ところがあるときヤコブはエサウの長子の権利をだまし取りました。
エサウは父イサクのお気に入りでした。一方ヤコブは母に肩入れされていた。母は一計を案じ、今度はエサウが受け継ぐはずだった神の祝福をヤコブにだまし取らせます。長子の権利ばかりか神の祝福までもだまし取られたと知ったエサウはヤコブを激しく憎み、殺そうと決断します。それで、母はヤコブを自分の生家に逃がしたのでした。
命からがら家を出たヤコブは荒れ野に一人、石を枕にして寝ました。彼は夢を見ました。先端が天まで達する階段が地に据えられていて、そこを神の使いが上り下りしていた。つまり、神は私のところにまで降りてきてくださっている、神は共にいてくださるとヤコブは知ったのです。神はヤコブに語りかけます。「私はあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにしてもあなたを守り、この土地に連れ戻す。私はあなたに約束したことを果たすまで、決してあなたを見捨てない。」
目覚めたヤコブは枕にしていた石を柱として据え、油を注いで、その場所をベテル(神の家)と名付けました。やがて母の生家へ行って結婚し、子どもを与えられ、長い年月が経ってヤコブは兄エサウのもとへ帰ります。二人は和解することができました。その後、ヤコブは再びベテルへ行きます。「さあ、ベテルに上ろう。苦難の日に私に答え、私の行く道で共にいてくださった神のため、そこに祭壇を造ろう。」自分を見捨てず、どん底の日にも共にいてくださった神に礼拝を献げるために、彼はベテルに上りました。
今日の新約聖書の御言葉も言っています。「いつも、あらゆることについて、父なる神に感謝しなさい。」あなたにも分かるでしょう、と聖書は言います。神様はいつもあなたと共にいて、どんなときにもあなたを見捨てない。ヤコブがそうであったように、あなたのことも!ヤコブの物語は、私の物語。あなたの物語です。私たちも、神が共にいてくださるベテルにいるのです。だから、神に感謝しましょう。いつも、あらゆることについて。神様の深い恵みが、今日も私たちを生かしてくださっているのですから。

2024年12月27日の聖句

遠く地の果てまで、すべてのものが我らの神の救いを見た。(詩編98:3) また、幸いなる希望、すなわち大いなる神であり、私たちの救い主であるイエス・キリストの栄光の現れを待ち望むように教えています。(テトス2:13) すてきな言葉です。「幸いなる希望」と言っています。私たちにとって...