2022年12月2日金曜日

2022年12月2日の聖句

主の民にあってはすべての人が預言者になり、主がご自身の霊を彼らの上に来たらせてくださることを神に願いなさい。(民数記11:29)
霊の火を消してはいけません。預言を軽んじてはいけません。すべてを吟味し、良いものを大切にしなさい。(1テサロニケ5:19~21)

普通、日本語で「よげん」と言うと「予言」という字を書きます。予め言うと書く字の通り、未来に起こる出来事を言い当てるという意味を持つ言葉です。しかし聖書では「よげん」は「預言」と書きます。すばらしい翻訳をしたと思います。言葉を預かる人を預言者という。誰の言葉か?もちろん、神様の言葉です。ですから聖書に登場する預言者は、神秘的な力を発揮して未来のことを言い当てる人ではありません。神様からのメッセージを証言し、伝える人のことです。預言者は、言い換えれば「証人」です。
「主の民にあってはすべての人が預言者になり、主がご自身の霊を彼らの上に来たらせてくださることを神に願いなさい。」すべての人が預言者であるように祈りなさい、と書かれています。すべての人。神を信じる人の誰もが預言者としての言葉を語ることができるよう神に願いなさい、と言っています。
新約聖書のコリントの信徒への手紙一第14章にこのような言葉があります。「皆が預言しているところへ、信者でない人か初心者が入って来たら、その人は皆から問いただされ、皆から批判されて、心の秘密が暴かれ、そのあげく、ひれ伏して神を拝み、『まことに、神はあなたがたの内におられます』と言い表すことになるでしょう。」これは、迷い込んできた初心者を皆で責めたて、詰問したり脅したりするということではありません。預言の言葉。イエス・キリストの福音の言葉を皆が語り合っているところに人が入ってきたら、その福音によって新しくされる。キリストの福音が必ずその人の心に届くはずだ、という意味です。ですから「預言」は、キリストの福音を語る言葉です。この言葉を誰もが語ることのできるよう祈りなさい!聖書はそのように言います。
今朝のテサロニケの信徒への手紙では「霊の火を消してはいけません」と言っています。民数記でも「主がご自身の霊を彼らの上に来たらせてくださること」と言っています。預言の言葉、福音の言葉は、神様ご自身の霊の力によらなければ語ることができない。聖霊が私たちに働いて、私たちが共に福音にあずかり、それを喜び、共にキリストの恵みを語り合う共同体になることができますように。私たちは祈ります。

2024年4月19日の聖句

ノアは、すべて神が命じられたとおりに果たした。(創世記6:22) (イエスの言葉)「私のこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。」(マタイ7:24) 風水害や地震などの自然災害の多い場所に住んでいると、今日の主イエスの言葉はよく分かります。「岩の...