2022年12月25日日曜日

2022年12月25日の聖句

あなたがたの中にある異国の神々を取り除き、あなたがたの心をイスラエルの神、主に向けなさい。(ヨシュア24:23)
神を見た者はまだひとりもいない。ただ父のふところにいるひとり子なる神だけが、神をあらわしたのである。(ヨハネ1:18)

今日の旧約聖書の御言葉はヨシュアの告別説教の一節です。ヨシュアはモーセの次のイスラエルたちのリーダーです。モーセに導かれてエジプトを脱出し、40年間の荒れ野の旅をし、その最後にモーセは死にました。次はヨシュアの時代になる。ヨシュアと共に人々は約束の地に入り、土地を取得していきます。土地の取得と分配が終わり、ついにヨシュアが老齢に達したとき、人々に言ったのです。
「あなたがたの中にある異国の神々を取り除き、あなたがたの心をイスラエルの神、主に向けなさい。」
約束の地、カナンの地、そこにはまだ現地の人がたくさんいました。彼らはそれまでの自分たちの宗教を持ち、習慣を持ち、それらが根付いた生活を営んでいた。カナンの人々が崇めていた農耕の神々と、その地での農作業とは不可分でした。他の場面でも同様です。新しい地での新しい生活は、主なる神さまを信じる信仰をいかにして守るのかという新しい課題と共に始まったのです。それで、「あなたがたの心をイスラエルの神、主に向けなさい」とヨシュアは最後に言い残したのでした。
生活と信仰とは不可分です。私たちも同じです。社会を形成する文化の中に、地場の宗教心が根付いています。それは何教なのかというよりも、むしろもっと現代の顔をしていることもあります。拝金や消費主義という顔をしているかも知れませんし、パワースポットとかスピリチュアルといったポップな雰囲気をまとっているかも知れません。約束の地に生き始めた神の民と、現代を生きる神の民である私たちは、同じ課題に直面しています。問いの急所は、私たちの心を主なる神さまに向けて生きているか、ということです。今日はクリスマスです。主イエス・キリストに目を向けるとき、私たちはただおひとりの神に目を向けています。「神を見た者はまだひとりもいない。ただ父のふところにいるひとり子なる神だけが、神をあらわしたのである。」キリストを仰ぐクリスマスの幸いに、今日あなたも招かれています。

2024年4月23日の聖句

神の道は完全。(詩編18:31) (イエスの言葉)「神の国は次のようなものである。人が地に種を蒔き、夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。地はおのずから実を結ばせるからだ。」(マルコ4:26~28) 福音書記者マルコは主イエ...