2024年2月17日土曜日

2024年2月17日の聖句

あなたがたイスラエルの山々よ、私はあなたがたへと向かい、あなたがたを顧みる。あなたがたは耕され、種を蒔かれる。(エゼキエル36:8~9)
それゆえ、きょうだいたち、主が来られる時まで忍耐しなさい。農夫は、秋の雨と春の雨が降るまで忍耐しながら、大地の尊い実りを待ちます。(ヤコブ5:7)

想像を超えるような言葉です。イスラエルの山々への神の言葉です。山々に譬えられる、ある人々に対する言葉かなというような気もします。しかし、今日の旧約の箇所ですが、第36章8から9節ですが、少し省略されているようです。省略された部分も含めて、改めて読んでみるとこのように書かれています。「しかし、あなたがたイスラエルの山々よ、あなたがたは枝を出し、わが民イスラエルのために実を結ぶ。彼らの帰還が近いからである。私はあなたがたへと向かい、あなたがたを顧みる。あなたがたは耕され、種を蒔かれる。」
彼らの帰還が近い、とあります。預言者エゼキエルはイスラエルの民がバビロンに捕囚民となっていた時代の預言者です。遠い外国に連行されて、何十年も経ってしまった。やがて、神が捕囚民となった神の民を再びイスラエルの地に連れ帰ってくださる。そういう約束の中で、帰って来る者たちのためにあなたたちは再び実を結ぶようになる、とイスラエルの山々に語りかけた。それが今日の御言葉です。ですので、帰還民への救いの宣言であり、同時に、本当に山々への言葉でもあるのだと思います。
この世界も、そこにあるすべてのものも、神がお造りになったものです。私たちが生きるために必要な山も海もそこにある多くの実りも、神が育み、与えてくださった命です。神さまの慈しみの中で私たちは命を与えられて、生かされている。私たちは決してそのことを忘れてはならないのです。時に、忍耐が必要です。神の慈しみが見えなくなってしまうこともあるでしょう。しかしそのようなときこそ神の愛を信じましょう。この忍耐には意味がある。神が結んでくださる大地の実りによって私たちの命がつなげられるように、神の下さった尊い御子の命によって私たちに救いがもたらされているのですから。主イエス・キリストの祝福が今日もあなたにありますように。

2024年12月29日の聖句

今週の聖句: 私たちは栄光を見た。父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。(ヨハネ1:14b) 今日の聖句: 小鳥さえも住みかを見つけ、つばめも巣をかけて、雛を育てています。万軍の主、わが王、わが神よ。(詩編84:4) 狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、...