2024年3月20日水曜日

2024年3月20日の聖句

主に何をお返ししようか。報いてくださったことすべてに応えて。(詩編116:12)
しかし規定の病を患っていた十人の中で一人は、自分が癒やされたのを知って、大声で神を崇めながら戻って来た。そして、イエスの足元にひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。(ルカ17:12,15~16)

規定の病。新共同訳では「重い皮膚病」と翻訳されていました。規定の病というと少し意味が分かりにくい翻訳です。皮膚の病を指していますが、訳者の意図としては、特に律法で規定された病ということを現しているそうです。この病は律法で規定されていた。
例えば、このように書かれています。「皮膚に腫れか吹き出物、あるいは斑点があって、規定の病になるなら、・・・祭司がその皮膚の患部を調べて、その患部の毛が白く変わり、皮膚の下まで及んでいるなら、それは規定の病である。祭司はそれを確認したら、その人を汚れていると言い渡す。(レビ記13:2,3)」
この病が発症すると「汚れ」と呼ばれます。祭儀的なタブーに該当し、市民生活を送ることができなくなってしまいます。町の外に隔離され、他の人が近づいてこないように「汚れている」と叫ぶように、と言われていました。現代の感覚からすると考えられないような扱いを受けることになります。
主イエスが癒やしたのは、そういう病に苦しんでいた人々です。10人の人を癒やしました。ところが、その中の一人だけが癒やしてくださった主イエスのもとに来て感謝をした、というのです。
「主に何をお返ししようか。報いてくださったことすべてに応えて。」私たちには、主の大きなご恩に応えることなど到底できません。頂いたものがあまりにも大きくて。しかし、だからといって何もしないのではない。感謝をささげ、主を賛美する。答えきれないからといって恩知らずになることはできない。
主イエスは相手が誰であっても差別せず、嫌わず、愛し、受け入れてくださいます。主イエスさまの深い愛。その恩義に少しでも応えるために、感謝をささげ物として御前に差し出したいと願います。

2024年5月8日の聖句

(主は)私の口に新しい歌を、我らの神への賛美を授けてくださった。(詩編40:4) あなたがたは、心の霊において新たにされなさい。(エフェソ4:23) 主が、新しい歌を授けてくださった。すてきな言葉です。「主に、新しい歌を」とは言っていません。主が私の口に新しい歌を授けてくださった...