2024年5月13日月曜日

2024年5月12日の聖句

今週の聖句:
(キリストの言葉)私は地から上げられるとき、すべての人を自分のもとに引き寄せよう。(ヨハネ12:32)

今日の聖句:
神よ、あなたは私たちを試み、火で銀を練るように私たちを練った。(詩編66:10)
三度目にイエスは言われた。「ヨハネの子シモン、私を愛しているか。」ペトロは、イエスが三度目も、「私を愛しているか」と言われたので、悲しくなった。そして言った。「主よ、あなたは何もかもご存じです。私があなたを愛していることを、あなたはよく知っておられます。」イエスは言われた。「私の羊を飼いなさい。」(ヨハネ21:17)

シモン・ペトロは、もしかしたら最も主イエスに傷つけられた人物であったと言えるかもしれません。「ヨハネの子シモン、私を愛しているか。」主イエスは三度繰り返して彼に尋ねました。「私を愛しているか。」明らかに、ほんの数日前のあの夜をなぞっておられる。「お前もあの男の仲間だろう」と大祭司の家の中庭で問い詰められたシモンは、三度重ねて、あんな男は知らないと言ってしまいました。それをなぞるかのようにして、「私を愛しているか」と、主イエスはお訪ねになったのです。シモンは深く傷つき、悲しくなりました。
自分の失敗や自分の罪深さを直視することは、私たちにとっては本当に辛いことです。そのような自分の姿は見たくないし、触れて欲しくもない。そう思うのは当然です。しかし、その傷に敢えて触れなければ、本当に癒やされることもまたないのです。主イエスを知らないと言って呪いの言葉まで吐いてしまった。そういう私であることを深く知ることと、キリストの無限の赦しの恵みを知ることとは、一つのことです。キリストは私たちを愛してくださっています。キリストの「私の羊を飼いなさい」という、新しい使命を与える言葉、そして赦しの言葉がなければ、私たちは生きることができない。キリストの御前で、その事実を深く知らされます。

2024年7月27日の聖句

貧しい人が(主に)永遠に忘れられ、苦しむ人の希望が滅びることは決してない。(詩編9:19) イエスは言われた。「貧しい人々は、幸いである。神の国はあなたがたのものである。」(ルカ6:20) 「貧しい人々は、幸いである」と主イエス・キリストは宣言なさいます。キリスト以外の一体誰にそ...