あなたがたは人を欺くように、神をも欺くのか。（ヨブ13:9）
イエスはパリサイ人たちに言われた。「あなたがたは、人々の前で自分を正しいとするが、神はあなたがたの心をご存じです。」（ルカ16:15）
今日の旧約聖書はヨブの言葉を伝えています。ヨブは神さまの前に無垢で正しい人でしたが、数々の苦難が理由もなしに襲ってきました。ヨブのところに三人の友人が尋ねてきました。あまりにも深いヨブの絶望の言葉を聞き、彼らは遂にヨブを諭し始めました。あなたがこれだけの苦しみに見舞われるのは、あなたに悪いところがあったからに他ならない。神さまに対して自分に非はないと訴えるのは出過ぎたことだ、というのが彼らの言ったことの趣旨です。それに対し、ヨブは言ったのです。「あなたがたは人を欺くように、神をも欺くのか。」
ヨブ記はとても長いですが、最後まで読んでいくと、ヨブの主張が正しかったことが明らかになります。友人たちの考え方が間違っていた。友人たちは一見正しそうに見えますが、実は因果応報の考えに基づいていた。因果応報が崩れてしまうような世界の不条理を受け止めることはできませんでした。だから、ヨブの粗探しをした。しかしそうではない。神さまの前に、私たちから見てまったくの不条理で、理由もない苦しみがあるのです。ヨブはその苦しみの中で、終始一貫して神に対して訴え続けました。それこそが信仰です。
主イエスの前にいたファリサイ派の人々も、自分は正しいという確信の下に生きています。しかし神はファリサイ派の人以上に彼らをご存じでいらっしゃる。その「正しさ」は、神の御前で意味を持つのか？主イエスは問いかけます。
一見したところでの「正しさ」や「もっともらしさ」は、神様の御前にあって何を意味しているのでしょうか。そのような相対的な評価よりも、ただただ神に向かい、神に訴え祈る。そのことを神は待っていてくださるのではないでしょうか。
イエスはパリサイ人たちに言われた。「あなたがたは、人々の前で自分を正しいとするが、神はあなたがたの心をご存じです。」（ルカ16:15）
今日の旧約聖書はヨブの言葉を伝えています。ヨブは神さまの前に無垢で正しい人でしたが、数々の苦難が理由もなしに襲ってきました。ヨブのところに三人の友人が尋ねてきました。あまりにも深いヨブの絶望の言葉を聞き、彼らは遂にヨブを諭し始めました。あなたがこれだけの苦しみに見舞われるのは、あなたに悪いところがあったからに他ならない。神さまに対して自分に非はないと訴えるのは出過ぎたことだ、というのが彼らの言ったことの趣旨です。それに対し、ヨブは言ったのです。「あなたがたは人を欺くように、神をも欺くのか。」
ヨブ記はとても長いですが、最後まで読んでいくと、ヨブの主張が正しかったことが明らかになります。友人たちの考え方が間違っていた。友人たちは一見正しそうに見えますが、実は因果応報の考えに基づいていた。因果応報が崩れてしまうような世界の不条理を受け止めることはできませんでした。だから、ヨブの粗探しをした。しかしそうではない。神さまの前に、私たちから見てまったくの不条理で、理由もない苦しみがあるのです。ヨブはその苦しみの中で、終始一貫して神に対して訴え続けました。それこそが信仰です。
主イエスの前にいたファリサイ派の人々も、自分は正しいという確信の下に生きています。しかし神はファリサイ派の人以上に彼らをご存じでいらっしゃる。その「正しさ」は、神の御前で意味を持つのか？主イエスは問いかけます。
一見したところでの「正しさ」や「もっともらしさ」は、神様の御前にあって何を意味しているのでしょうか。そのような相対的な評価よりも、ただただ神に向かい、神に訴え祈る。そのことを神は待っていてくださるのではないでしょうか。