2021年10月23日土曜日

2021年10月23日の聖句

あなたは食べて満足するとき、あなたの神、主をたたえなさい。(申命記8:10)
食べるにも、飲むにも、また何をするにも、すべて神の栄光のためにしなさい。(1コリント10:31)

今朝の御言葉はとても印象的です。「食べるにも、飲むにも、また何をするにも、すべて神の栄光のためにしなさい。」食事を頂くときに感謝の祈りをする。それは多くのキリスト者が習慣にしていることではないかと思います。神さまに、この食事をくださったこと、こうして私の命をつなぎ、養ってくださることを感謝する。ご飯が食べられるのは当たり前のことではなく、まさに文字通りに「有り難い」ことですから、その希有な恵みを神さまに感謝するのはとても大切で、美しいことであると思います。
しかしこの聖書の御言葉は、更にその一歩先に進んでいると思います。「食べるにも、飲むにも、また何をするにも、すべて神の栄光のためにしなさい。」感謝するだけではない、ありがとうございますと言うだけではない。すべて神の栄光のために。私たちが食べたり飲んだりすること、あるいはそこから始まる生活の業のすべてが神の栄光のためであること。日常の営みが神を賛美するためにささげられること。聖書は、私たちにそのように言うのです。
神の栄光のために。それは、私の人生の目的が私自身ではなく、外に向かうということを意味します。自己目的のために私たちは生きているのではない。私たちはキリストをさす指として、神をたたえる口として生きる。もしも自分自身が人生の最終的な目的だったら、私たちの行動の基準は損得だったり、そのための計算だったりにならざるをえない。ところが私たちの人生の目的が神をほめたたえることであれば、私たちは自分の損得を超えて生きることができます。賛美は、私たちを自分自身から解放します。
バッハは、自分の作曲した楽譜の最後にS.D.G.と書いたそうです。「ただ神にのみ栄光を」という意味のラテン語の頭文字。私たちの食べたり飲んだりから始まる日常のあらゆること、お風呂に入ったり掃除をしたり、通勤通学をしたり。そういうあらゆることの最後に、私たちもS.D.G.と書き記し、神の栄光のために私たちの日常を献げていきましょう。

2024年4月26日の聖句

神を畏れ、その戒めを守れ。これこそ人間のすべてである。(コヘレト12:13) (イエスの言葉)「第一の戒めは、これである。『聞け、イスラエルよ。私たちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、魂を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』第二の戒めは...