2022年7月20日水曜日

2022年7月20日の聖句

あなたは私の守り、私の盾。
あなたの言葉を私は待ち望みます。(詩編119:114)
百人隊長は言った:主よ、私はあなたを我が家にお迎えできるような者ではありません。ただ、お言葉をください。そうすれば私の家来は癒やされます。(マタイ8:8)

主の御言葉への全き信頼。この詩編の祈りをした信仰者も、主イエスに部下の癒やしを願った百人隊長も、主が語り出す御言葉への全き信頼によって生きています。主の言葉こそが私を生かしてくださる。この私に、主の言葉が命を与える。私たちもそのことを信じています。
先日、植村環牧師の説教を聞く機会がありました。日本の第一世代の牧師である植村正久牧師のご息女で、御自身がやがて牧師として神さまの召命を受けた。日本では二人目の女性の牧師になったそうです。1890年、明治23年のお生まれです。今回は、牧師たちの説教の学びのために、植村先生が長く牧会した日本キリスト教会柏木教会が説教の録音テープを提供してくださって、肉声を聞きました。とても力強い、朗々たる口調でした。説教を聞いている人たちに語りかけようという思いの強さを感じました。そして、それだけではなく、聖書の御言葉への絶対的な信頼を感じさせる説教でした。あまり小難しい義論を紹介するようなことではなく、むしろ、これまで先生御自身が一人のキリスト者として聞き取ってきた聖書の御言葉に絶対的に信頼し、聖書が語りかけることをそのまま伝えたいという情熱に溢れているな、と感じました。
御言葉への信頼。この信頼は、私たちを生かします。日本が戦争に突き進んでいく時代から戦時中、そして戦後というたいへんな時代を神の言葉に生かされて、生きぬいたこの一人の信仰者の姿は、私たちの道標です。私たちも神の言葉に信頼し、キリストが語りかけてくださる福音に信頼して、この時代を生きていきます。
そしてあの百人隊長は、自分自身のために信じたのではなく、部下のために信じました。部下のために、キリストが一言おっしゃってくだされば必ず癒やされると信じていた。隣人のために、私たちも福音を信じましょう。キリストは私たちのことも、私たちの周りにいる人たちのことも、癒やし、救い、神の愛と祝福を与えることがおできになるのです。

2024年4月25日の聖句

救いは主のもの。 あなたの民の上に祝福を。(詩編3:9) イエスは手を上げて彼らを祝福された。(ルカ24:50) 主イエス・キリストは復活して40日間弟子たちと共におられ、その後、天に昇って行かれました。その時、主イエスは手を上げて弟子たちを祝福し、その恰好のままで天に上げられて...