2022年11月18日金曜日

2022年11月18日の聖句

主はアブラムに言われた。「あなたの故国、あなたの親族、あなたの父の家から出て、私が示す地へと行きなさい。」(創世記12:1)
信頼とねばりを保ち続けて、神が約束されたことを受け取った人々を例にとってください。(ヘブライ6:12)

アブラハムはすべての信仰者の父とまで言われた人です。彼は、神様に招かれるままに旅に出ました。「あなたの故国、あなたの親族、あなたの父の家から出て、私が示す地へと行きなさい。」神様は、しばしば私たちにこのような命令をなさいます。私たちの教会の仲間の仲村オーランド先生と道子さんは、まさにそのようにしてペルーから日本に来られました。
キリストと出会うときに、私たちは誰もが同じように生まれ故郷、親族、父の家を離れる経験をするのではないでしょうか。私の尊敬する恩師、加藤常昭牧師は太平洋戦争のときに洗礼を受けました。まだ青年と言うには若い少年に近い年齢だったそうですが、洗礼を受けたときに自分は半分日本人じゃなくなったと思ったそうです。太平洋戦争のときのキリスト教会の立場を考えると、洗礼を受けるのはたいへんな決断だったと思います。半分日本人ではなくなった。もちろん、アメリカ人になるとかイギリス人になるとか、そのようなことではない。日本人であるという事実は変わらない。しかし、既に故郷を離れて、神の国の国民になっている。天皇の赤子ではなく、神の子として生き始めている。
「信頼とねばりを保ち続けて、神が約束されたことを受け取った人々を例にとってください。」新約聖書のヘブライ人への手紙はそのように言います。神が約束されたことを受け取った人々に倣うには、信頼と粘りが必要だと言います。アブラハム、オーランド先生、道子さん、加藤先生、そういった証人がたくさんいます。どの人も、神様に導かれて、故国や親族、父の家を離れて神に従っています。実家にいてはいけないという意味ではありません。半分日本人ではなくなる。これまでの家族の中にいた自分ではなくなる。その関係を大切にしながら、しかし新しい神様との関係に生き始めている。そして神様に遣わされた神の国の民として、故国に、親族に、家族に、私たちはもう一度出会うのです。

2024年4月19日の聖句

ノアは、すべて神が命じられたとおりに果たした。(創世記6:22) (イエスの言葉)「私のこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。」(マタイ7:24) 風水害や地震などの自然災害の多い場所に住んでいると、今日の主イエスの言葉はよく分かります。「岩の...