2025年10月1日水曜日

2025年10月1日の聖句

今月の聖句:
(イエスの言葉)神の国はあなたがたの中にある。(ルカ17:21)

今日の聖句:
主が民の霊を奮い起こされたので、彼らは言って、彼らの神、万軍の主の神殿を建てる作業に取りかかった。(ハガイ1:14)
(イエスの言葉)私は、あなたの行いと労苦と忍耐を知っている。(黙示録2:2)

今日の旧約聖書のハガイ書は、バビロン捕囚が終焉を迎えてしばらく経ってからの時代を舞台としています。その当時の世界の支配者はペルシア帝国(アケメネス朝ペルシア)。この当時はダレイオスという王が治めていました。ダレイオスの二代前の王であるキュロス王がバビロンを滅ぼして替わって支配者となり、捕囚民の解放政策を始めた。今日の箇所は、一部のユダヤ人のエルサレムへの帰還が始まって10数年後の言葉であると思われます。
人々は故国へ帰り、エルサレムで神殿を再建し始めましたが、なかなか上手くいきませんでした。70年に及ぶ捕囚の期間の内に新しい住民も生まれていましたし、そもそも廃墟になっている町や神殿を遠くからやって来た帰還民が再建するなどというのは並大抵ではなかったのだと思います。だいたい、生活の場所からして瓦礫の山です。
預言者ハガイは、しかし人々に訴えかけます。「この神殿が廃墟となっているのに、あなたがたが板張りの家に住むときであろうか」(1:4)と。このような檄や励ましを受け、人々は再建に取り掛かり出しました。「主が民の霊を奮い起こされたので、彼らは言って、彼らの神、万軍の主の神殿を建てる作業に取りかかった。」聖霊なる神様ご自身が彼らの事業を支えてくださったのです。
私たちが取り組まねばならない課題は、時に、瓦礫の中に神殿を再建するように、途方もなく遠く、どう考えても不可能だと諦めざるを得ないことがあります。どこからどう手を付けて良いのか、分からなくなってしまう。しかし、神は私たちにご自分の霊を与えてくださいます。「私は、あなたの行いと労苦と忍耐を知っている。」主イエスさまがそう言ってくださいます。ですから、今日私たちがするべきことに真摯であり、神の助けをいただいて、雄々しく仕えたいと願います。

2025年10月3日の聖句

私たちが聞いたことを、誰が信じただろうか。 主の腕は、誰に示されただろうか。(イザヤ53:1) マグダラのマリアは弟子たちのところに行って、「私は主を見ました」と告げ、また、主から言われたことを伝えた。(ヨハネ20:18) 今日の旧約の御言葉は、イザヤ書第53章が伝える「苦難の僕...