2022年3月3日木曜日

2022年3月3日の聖句

神は、恵みとまことを送ってくださいます。(詩編57:4)
神はご自分のことを証ししないでおられたわけではありません。多くの良きことをなさり、天から雨を降らせて実りの季節を与え、あなたがたを養い、その心を喜びとで満たしてくださっているのです。(使徒14:17)

私たちは神が送ってくださる恵みとまことを享受して生きています。多くの良きこと、天から降る雨、季節の実りをもって私たちを養い、喜びを与えてくださる。私たちの命をつないでくださる良きことは、神さまが準備してくださったものです。神さまの恵みとまことはこの世界を覆い、私たちに明らかです。
だからこそ、この世界に満ち溢れる恵みとまことを損なってはならなりません。戦争は、その意味でも、たいへん大きな罪です。あるいは土地や天然資源の収奪、権利の抑圧、弱いものたちへの蹂躙も、同じです。神さまがお造りになったよき世界を壊す、たいへん恐ろしい罪です。
神さまの恵みもまことも、本来はこの世界に明らかに満ち溢れています。それを壊したり、奪い合ったりしているのは、私たちです。だからいつもどこかで足りなくなってしまうし、命を落とす人が後を絶たないのではないでしょうか。
今、私たちは、神さまの恵みとまことに帰らなくてはなりません。神さまが与えてくださったものをありがたく頂き、分け合い、共に生きる道を探す。それは造り主なる方の前にひれ伏し、悔い改めるということです。私たちの思いを超えて良きことをなさる神さまを信頼し、何でもかんでも自分のものにしないと安心できないという誘惑から救ってください、と私たちは祈ります。
昨日は教会の暦では「灰の水曜日」という特別な水曜日でした。この日から受難節が始まります。十字架にかけられたキリストのお姿を思い起こし、悔い改めの祈りを献げます。キリストの御前に、心を静めて祈り、ただ神の恵みとまことによってだけ生かされる幸いの道を歩んでいきましょう。

2024年3月29日の聖句

ヤコブは、神が自分と語られた場所をベテル(神の家)と名付けた。(創世記35:15) 百人隊長や一緒にイエスの見張りをしていた人たちは、自身やいろいろの出来事を見て、非常に恐れ、「まことに、この人は神の子だった」と言った。(マタイ27:54) 神が自分と語られた場所をベテル(神の家...