2021年3月27日土曜日

2021年3月27日(詩編96)

詩編96
もろもろの民の氏族よ、主に帰せよ。
栄光と力を主に帰せよ。
御名の栄光を主に帰せよ。
供え物を携えて主の庭に入り
聖なる輝きに満ちる主にひれ伏せ。
全地よ、御前におののけ。(7~9節)

スケールの大きな詩編です。もろもろの民の氏族に、主なる神を礼拝しようと呼びかけます。主なる神様はこの天と地そこに満ちるすべてのものを造られた。私たちはそのことを信じています。だから、このようにも言います。

天は喜べ。地は喜び踊れ。
海とそこに満ちるものは、とどろけ。
野とそこにあるものも皆、喜び勇め。
森のすべての木々も、喜び歌え
主の前に。(11~12a節)

この世界のすべてを神がお造りになったから、天も地も海もすべてのものが神の前にひれ伏す。野も森も、造られたすべてのものが神を礼拝している。だから、何人であろうと、どんな民族であろうと、どのような人であっても神を礼拝することが自然なことだと詩編は宣言します。
私たちは神を賛美します。「日ごとに救いの良い知らせを告げよ」と詩編が呼びかけるとおり、私たちはキリストが私たちを救ってくださったことを喜び、神を賛美します。この救いは、私たちが何人であっても、どんな民族であっても、等しく与えられる救いです。天も地も海も野も森も、この世界にあるすべてのもののための救いです。神さまはご自分のスケールの大きさを、何よりも私たち造られたものを救うことにおいて見せてくださるのです。
私たちの目には、このスケールの大きさがなかなか見えてきません。だから、奪い合ったり争いあったりしてしまうのではないでしょうか。神の前にすべてのものがへりくだり、賛美を献げる。その救いの日を目指して、私たちは今日も神を賛美して生きていきます。

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