2025年1月31日の聖句

主よ、私の口があなたの栄光を告げ知らせることができるように、私の唇を開いてください。（詩編51:17）
私たちは、見たことや聞いたことを話さないではいられないのです。（使徒4:20）

今日の新約聖書の御言葉は、ペンテコステの出来事のすぐ後の出来事を伝えています。弟子たちに聖霊が降り、彼らは力強くキリストの福音を証しし始めました。するとすぐに祭司たちや神殿の主管、サドカイ派の人たちがいらだち、弟子たちの邪魔をしだしました。そして、ペトロとヨハネがイエスに起こった死者の中からの復活を宣べ伝えていることを咎め、二人を捕まえてしまいました。祭司らは議員や長老、律法学者たちも呼び集めてペトロとヨハネを取り調べ、「お前たちは何の権威によって、誰の名によってこんなことをしたのか」と尋問します。そして、今後イエスの名によって一切話したり教えたりしないようにと厳命したのです。
それに対して、彼らは言いました。「私たちは、見たことや聞いたことを話さないではいられないのです。」どんなに権力がある支配者であっても、どんなに恐ろしい相手に禁じられたのだとしても、語ることをやめなかった。それは、自分たちが見たこと、聞いたことがあまりにも素晴らしかったから。あまりにも素晴らしい神の福音の御業だったから。理由はそれだけです。
私たちは、ただそれだけの理由で福音を語り、証言した人々の言葉を聞いて、神さまを信じました。私たちも、誰をも恐れずに証しする言葉によって信仰に導かれました。神の栄光のために開かれた口が私たちのところへ福音を届けたのです。
ですから、私たちもそのような口になりたい、と願います。キリストの誉れを、キリストの復活の恵みを証しし、その喜びを運ぶ口に、私のこの口もならせてくださいと祈ります。